摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:チャージマン研!音楽大全

今回は、先日購入した「チャージマン研!音楽大全」というCDを紹介します。

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実はこれ、本日現在ではまだ店頭やAmazon等では販売されておりません。
僕は通販での先行販売で入手しました。

チャージマン研!は、1974年に放送されていた10分間のテレビアニメ番組。
通称「チャー研」とも呼ばれていますね。

このCDには全部で83トラックの曲、BGM、効果音等が収録されています。
今回、長い間眠っていたマスターテープが発掘されて、
初のデジタル化による高音質と謳われている通り、
音質は素晴らしいです。
一番長いもので約5分。短いものだと4秒。

歌入りのトラックが少ないので、正直なかなか辛い面もありますが、
チャージングゴー指導集」というトラックもあり、
何事か?と聞いてみたら、主人公の研が変身する時の掛け声を
監督(?)が声優に指導している風景。


ちょっと、チャージングのほうが間延びしてる感じなのね

チャージングゴー!

チャージングのほうはもっとストレートに

チャージングゴー!

ゴー!ってのはもうちょっと伸びます?

チャージングゴー!

って感じ。

 

Youtubeで全話が視聴できるようになっています。
65話もありますが、どの話も10分足らずなので、例えば休日を利用して
一気に見る事も可能だと思います。

摩訶レコード:けい子のマンボ

今回は殿さまキングスの「けい子のマンボ」という曲を紹介します。

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メインボーカルの宮路おさむさん、素肌にジャケットという、
かつての新日本プロレスのザ・コブラを彷彿させるナイスないでたち。

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殿さまキングス自体は、1973にリリースした「おんなの操」を
約250万枚の大ヒットをさせた4人組のコーラスグループ。
初期は演歌系の楽曲中心でしたが、後期はリズム系の楽曲の
レコードもリリースされていました。

リーダーの長田あつしさんは、殿さまキングス解散後に、
杏しのぶさんとオヨネーズを結成。
1989年に東北弁で歌い上げたコミックソング「麦畑」をリリースして、
こちらも大ヒットとなりました。
宮路さんはバラエティ番組にも出ていらっしゃった記憶があります。

この「けい子のマンボ」は1980年のリリース。
作詞:たかたかしさん、作曲:吉田正さん、となっています。

「けい子のマンボ」ってくらいなので曲調はマンボ調なのですが、
そこは殿キンらしく、哀愁のある演歌チックなマンボとなっています。


(マンボ!)
(ウッ!)
久しぶりだね けい子 (けい子)
綺麗なったね けい子 (けい子)
恋の数だけ美しく (ウッ!)
女は変わる 

君はセクシー マンボ (マンボ)
秘密が匂うよ マンボ (マンボ)
赤いキャンドル・ライト (ウッ!)
フロアに揺れる (アァァ、ウッ!)

初めて出会った夜
二人で踊ったマンボ
信じられない けい子
君が人妻なんて!

逢えて嬉しい けい子 (けい子)
夢のようだよ けい子 (けい子)
返したくない マンボ (マンボ!)
今夜は2人さ

けい子のマンボ!けい子のマンボ!
けい子!マンボ!けい子!マンボ!
マンボ!

ガオ! ガオ!


最後のガオ!ガオ!ってのが謎ですが。

 

一応は不倫ソングなのですが、曲調が軽快なので、
陽気で楽しく全く後ろめたさを感じません。

 

殿さまキングスには、まだまだ素晴らしい楽曲があるので
いずれまた紹介したいと思っています。

摩訶レコード:喪失 MY ANOTHER BIRTHDAY

デビュー曲の歌詞が初めての性体験を扱った歌詞だった女性歌手といえば、
ミポリンこと中山美穂さんが代表的ですが、中山さん以前に
それを題材にした曲でデビューした女性歌手がいたのでした。
麻野星子(まの しょうこ)さんという方で、曲名がズバリ
「喪失 MY ANOTHER BIRTHDAY」というものです。

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喪失でMY ANOTHER BIRTHDAY、って所が
時代を感じるというか何というか。

1980年デビューだそうで、松田聖子さんや三原順子さんらと同期。
すみません、存じ上げませんでした。
ジャケットのお姿からし石川ひとみさんを色っぽくした感じで、
僕としては「全くのノーチェックだった・・・」と後悔しています。

ジャケット裏にプロフィールが載っており、
本名は中川雪美さん、生年月日は昭和37年だそうです。
デビュー時は18歳だった、という事ですね。

作詞が岡田冨美子さん、作曲が森田公一さん。
岡田さんは、この後にシブがき隊の「スシ食いねェ!」を手掛けます。
森田さんは、ご自身で「青春時代」や「青雲のうた」を歌っていますね。

曲調は至って普通の青春ポップスという感じですが、
やはり注目は歌詞です。
題材が題材だし、なにより女性歌手のデビュー曲だけに、
やんわりとオブラートに包んだ感じかと思いきや、結構大胆。


泣いてないのに あふれる涙
ちょっぴり酸っぱい むなしさが
からだの奥で
さっきのあなたを 確かめている

あっという間に 夢見たような
あなたの匂いを 吸いこんで
乱れた髪に
自分が誰だか わからなくなる

こわかったけれど うれしかった
大丈夫かい?と たずねる声に
やっと愛を 感じた私


いやぁ、なんでしょうねぇ・・・
当時の深夜ラジオなんかでは、どの番組でも初体験話コーナーは
割と人気コーナーだったような記憶がありますので、
『歌でも初体験を扱っちゃえばイケるんじゃない?』とか、
『処女作だけに処女喪失ソングで行こう!』とでも考えたのか。。。

まぁ、僕も含め当時の純朴な男連中はこういう歌詞にドキッとさせられ、
色々妄想してはハァハァのネタにしてたりもする訳で。

麻野さんの歌声も、三原順子さんのような低く太い声ではなく、
中高音のロリ声的な感じなので、僕的にはアリです。

ちょっとくらい話題になっても良かったのでは?思いますし、
調べてみてもこの曲以降のレコードリリースは無いようで、
僕としては『なぜ売れなかった?』と思う女性アイドルです。

摩訶レコード:目黒の実家へ帰ります

今回のは、僕個人的には雰囲気モノと思っており、
恐らく100人中98人くらいは『普通の曲じゃん』と思うでしょうが、
残り2人の変わり者から賛同あれば、という気持ちで紹介します。
五十嵐祐子さんの「目黒の実家へ帰ります」という曲です。

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ジャケット裏に五十嵐さんのプロフィールが載っており、
これがなかなか興味をそそられるものでした(後述)。

作詞は荒木とよひささん。
作曲が泰葉さん。
そう、有吉弘行さんに”リアル”というあだ名を付けられた泰葉さん。

ちょっと脱線しますが、泰葉さんは今でこそあーいうキャラですが、
あの方がフライディ・チャイナタウンでデビューした当時は、
『どえらい人が出てきたなぁ!』と思ったものです。
初代林家三平さんのお子さんの中では、色んな意味で一番
芸能の才能があると僕は思っています。

歌詞ですが、僕の好きなタイプの7・7調、7・5調の歌詞。
曲調は演歌寄りの歌謡曲ですね。


近頃どうして 元気がないの
三年前の あなたが欲しい
きっとお酒の せいなのね
欲しがる私が いけないの
夜がさみしい 夜がさみしい 夜がさみしいの
目黒の実家へ帰ったら
昔の苗字に 戻ります


察するに、最近の旦那さんとの夜の生活に満足できない
性欲バリバリの欲しがりエロ奥さんが、
いよいよ離婚を決意して実家へ戻ろうとする歌詞かと。
あははは、ストレートだなぁ。
性格の不一致で離婚ってのはありがちだけど、
ここまであからさまに”性欲の不一致”を押し出した歌詞に
清々しさを感じます。


二番は

もっと咲きたい 花のように
洗濯女じゃ むなしいの
夢がないのよ 夢がないのよ 夢が欲しいのよ

という歌詞でして、
私は専業主婦では納まるようなタイプじゃない』という、
上昇志向というか、世に出たい!という我の強さも感じます。

まぁ、目黒の実家、というくらいですから、育ちがいいというか、
元々は金銭的に恵まれた家庭で育った方なのでしょう。


ちなみにB面が「錦をかざるわ世田谷に」という曲。
KEIさん(ピンクレディーの?)作詞、ベートーベン鈴木さん作曲。
箱入り娘と言われていた女性が訳あって夜の世界で働いていて、
いずれ世田谷に錦を飾ってやる、という野望を胸に秘める歌詞です。


さて五十嵐さんのプロフィールですが、
僕と同じ新潟県出身でした。
趣味&特技が、ドライブ、ジグゾーパズル、ひまつぶし
ん?ひまつぶし?
いや、ひまつぶしする為に趣味があるんじゃないのか?と。
あと、様々なCMやドラマやバラエティにも出ていたようで、
ドッキリテレビの突撃インタビューの突撃ギャルという
よく判らないお仕事をされていたようです。

摩訶レコード:太陽に抱かれたい

今回取り上げるのは、過去に様々なラジオ番組で紹介されていて、
何を今更という感じなのですが、先日改めて聞く機会があって、
『やっぱり凄いなぁ!』と感激したので、敢えて紹介します。
ジョニー広瀬さんという方の『太陽に抱かれたい』という曲です。

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吉本興業所属で、本業はマジシャンらしいですね。
この曲は1967年にリリースされた、広瀬さんの唯一のレコードの
ようです。

作詞は幸田栄さん、作曲は遠藤実さん。

正直、歌詞はそんなに取り上げるまでのものではないのですが、
凄いのは広瀬さんの歌声。
リアルジャイアンというか、ハスキーを通り越したガラガラ声。

歌唱力もそれほど無いと思いますが、クセが強いシャウト唱法で、
ある部分では和田アキ子さんにも通じるのではないかと思います。

 

女性の謎めいたコーラス(カッコ)と広瀬さんの歌声の混じった曲。

(ジュンワー ジュンワー ジュンワー ジュンワー)
(ウーウーウーウー)
(ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ)

だッかッれッたぁ~い だッかッれッたぁ~い 
抱ッかッれたぁ~い 太陽に~ (太陽に~)

燃ッえッ尽き~た~  燃ッえッ尽き~た~ 
燃ッえッ尽き~た 恋だもの~

(ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ ルンパ)

孤独じゃ 心も 冷えるだ~け~

(ルラルラ ルラルラ ルラルラルラ~)

抱かれたい 抱かれたい 太陽に~

ハァァァァァッ!


なんでも広瀬さんが19歳の時の録音だそうで、
そりゃもう、恐るべきティーンエイジって感じですね。

摩訶レコード:君に贈る言葉(アフター・スクール)

今回のものは、割と簡単に、そして割と安価で
中古レコード店で入手できるものだと思います。

タイトルは「君に贈る言葉(アフター・スクール)」で、
歌っているのは、田原俊彦近藤真彦野村義男の3人です。
そう、所謂たのきんトリオの3人。

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田原さんのデビュー曲である「哀愁でいと」のB面に収録。
近藤さんと野村さんは、まだ正式レコードデビューをする前。
田原さんのデビューと同時に、近藤・野村のお披露目を
ちょっとだけやっちゃおうという事なのでしょうか。
これが功を奏したのか、田原さんのシングルでは
「哀愁でいと」が今の所は最高のセールスを記録しているそうです。

3人が出演していた「3年B組金八先生第一シリーズ」の主題歌である
海援隊の「贈る言葉」を、しれっと取り入れたタイトル。
武田鉄矢さんはご承知だったのか否か。

曲と言っても、ほぼ3人による台詞の掛け合いで構成されたもので、
歌の部分は冒頭とエンディングだけです。

作詞は小林和子さん、作曲は宮下智さん。
ウイキペディアを見ると、企画:近藤真彦、構成:田原俊彦近藤真彦野村義男
となっています。
まぁ、実の所は企画も構成もジャニーさんなのでしょうけど・・・


まずは田原さんではなくなぜか近藤さんの台詞から始まります。


(近藤)
俺達、3年B組を卒業して、今思いっきり飛び出した。
俺達と一緒に力を合わせて突っ走ろう!


次に3人それぞれの自己紹介みたいな感じ。


(野村)
♪砂煙が舞う
野村義男。 俺のギターで歌おうぜ!

(近藤)
♪バイクを倒して
近藤真彦。 朝日を二人で待とうぜ!

(田原)
♪いい人ねと囁かれ
田原俊彦。 ポストが俺の恋人、差出人は 君!


ギターフリークの野村さん、その後に映画「ハイティーンブギ」で主演する
近藤さんの歌と台詞は理解できますが、
田原さんの
ポストが俺の恋人、差出人は君!
って、どゆこと?


その後は3人それぞれの台詞が続くので抜粋します。


(近藤)
君、何泣いてんだよ。涙なんか似合ねぇぜ。
俺と一緒に走るんだ。汗をかいて何もかも忘れようぜ!

(野村)
ラブレターなんて書くなよ。俺達はそんな物いらないぜ!
君の笑顔があればそれで最高さ!

(田原)
グラウンドの隅で夕日を見ている君。そんなの見るな!
俺達には朝日しかいらないんだ!

(田原)
テストの成績が何だって言うんだ。
そんなもんで俺達の青春は燃えないぜ!
さぁ大声で叫べ! 愛してるって!

(野村)
俺達の楽しい夜に、机なんかに向かうなよ。
ラジオから素敵なリズム流れてる。
さぁ踊ろう!クタクタになるまで!

(近藤)
制服なんか脱ぎ捨てて、レオタードを着てみな。
そして俺達と一緒に街を歩こう。
君の眩しさにみんなが振り返るぜ。
イカすレオタードギャルにな!


もう、歯の浮くような台詞の連発に頭抱えてしまいます。
なんでしょう。
そりゃレオタード一丁で街を歩いてたら、みんな振り返るって。
イカす、じゃなくて、イカれた、って。
あははは。


(田原)
俺達はみんなこれから辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、
そんな今日のことを忘れるために、
今君に贈った言葉をもう一度聴き直す。
そして明日に向かって突っ走ろう!
なぁ、マッチ!ヨッちゃん!

(近藤・野村)
オウ!

(この後は誰がどの台詞を言ってるのか不明)
トシちゃんも一緒にな!
そして君も一緒だ!
この「君に贈る言葉」がみんなのために
忘れられない楽しい思い出になるといいな。
俺はやるぞ~!
君もやれ!
みんなでやろう!


台詞はここで終わり、後は3人と女性コーラスによる歌となります。

オ~、アフタースクール
一度きりの 青春なら 恋のために
傷ついたって構わない 
二人だけの スリル抱いて 心のまま
恋の罠に 落ちてく放課後


こんなシュールストレミング並みのくっさいくっさい内容のレコード聞いて、
当時の若い女の子連中はヒャーヒャー言ってたのです。
(あ、現在も同じか)

摩訶レコード:かっこいい節

今回紹介するのは、「かっこいい節」という曲で、
歌っているのは、橋幸夫さん、神楽坂浮子さん、神楽坂とき子さん
の3人となっています。

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橋幸夫さんは、所謂御三家のお一人ですね。
最近(という訳でもないが)では、NHK朝の連続小説「あまちゃん」にも
ゲスト出演されていました。
お二人の神楽坂さんに関しては、存じ上げません。
ご姉妹なんでしょうか?

作詞は佐伯孝夫さん、作曲編曲が吉田正さんとなっています。

曲調は音頭というか、お座敷小唄的な感じも受けます。

歌詞としては、一応は当時のコミックソングと言っても良いものだと思います。


今度来るときゃ バット持っておいで
バットよいもの ホームラン打てば
打てばあの娘が にっこり笑う
笑う瞳が チョイトネ また可愛い
ソウカネ ホント
カッコイイ カッコイイ
ア カッコイイ カッコイイ

この曲がリリースされたのが1962年で、その頃はプロ野球
巨人軍の長嶋選手と王選手のON砲全盛期の頃でしたので、
歌詞からして、「かっこいい節」の”かっこいい”とは、
このお二人の事を歌ったものなのかな?と思いました。

ですが二番以降はON砲とは全く関係無い歌詞となっています。

 

(三番)
今度来るときゃ ギター抱いておいで
ギターよいもの ヨットに乗って
乗って星空 仰いで弾きな
弾きな人魚も チョイトネ 寄ってくる

これは加山雄三さんの事っぽいですけど、
どうでしょうかね?

 

(五番)
今度来るときゃ 銀行背負っておいで
銀行よいもの ロケット買って
買ってグッドバイ お月さんへ飛ぼう
飛ぼう素敵な チョイトネ ハネムー

これはガガーリンの有人宇宙飛行もしくはアポロ計画のような
感じも受けます。


ちなみにこの曲は、とにかく踊れや踊れ的な曲のようで、

春です!
さぁ 陽気な「かっこいい節」といきましゃう。
この踊りは隊形が自由ですから、輪踊りでも流し踊りでも構いません。
また狭い座敷でも踊れます。
とにかく、陽気にはづんでお踊り下さい。

というような、推奨文が書かれています。