摩訶レコードブログ

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最近聴いたレコード・CD (10/26)

このブログでの新しい企画というかジャンルです。
「最近聴いたレコード・CD」。

 

●Seven Seas / Barock Project

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イタリアの若手プログレッシヴ・ロックグループの7枚目のアルバム。

多くの曲が、静かな前半から徐々に盛り上がっていく後半、といったタイプ。

摩訶レコード:窓の外はガッツ石松

今回は猛毒の「窓の外はガッツ石松」を紹介します。

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猛毒は、パンク、ラウド、アヴァンギャルド、サイケ、ミクスチャー・・・
様々な要素を持った過激なロックバンド。

 

僕が猛毒のCDを手にしたのは確か1998年頃だと思います。
読んでたメタル雑誌BURRN!誌の最後の頁で編集者の1人が
お気に入りプレイリストの中の1曲で「窓の外のガッツ石松/猛毒」
って紹介してて、その時は『なんだそれ?』って思って。
それから何ヶ月してから仕事の帰りにタワーレコード寄ったら
猛毒のCDがあって、『あぁ、あの時の』って思い出しまして。

 

郷ひろみさんが若人あきらさんの生首を持ったジャケも気を惹きましたが、
曲目リストにも大変興味を持ちまして、
既にその頃には”摩訶”なレコード・CDには目覚めていた僕でしたが、
『もしかしてこれは俺が聴いた事のないタイプなんじゃねぇか?』と。

 

2枚組なので値段も張りましたが買って帰って聴いてみました。
お世辞にも上手いとは言えない(というか下手)ボーカルと
お粗末な学園祭レベルの演奏に逆に驚いたのですが、
それよりも勢いと過激さにド肝を抜かれたのです。

 

肝心の「窓の外はガッツ石松」も収録されています。
これはもう『ここまでディスるか?』ってくらいの過激な歌詞。
この数年後にはなわさんが「ガッツ石松伝説」をリリースしますが、
アレは比べて可愛らしいものです。

 

曲はガッツさんの『俺はやった 俺はやったんだ!』という声の
サンプリング繰り返しから始まり、その後にもガッツさんの歌う
「男ならやってみな」が流れます。


平仮名読めるか? (読めない)
カタカナ読めるか? (読めない)
足し算出来るか? (出来ない)
引き算出来るか? (出来ない)

KING of B.A.K.A.

平仮名書けるか? (書けない)
カタカナ書けるか? (書けない)
掛け算知ってるか? (知らない)
割り算なんかしらねーだろ? (このタコ!)

KING of B.A.K.A.
ガガワ! ガガワ! ガガワ! ガガワ!

ワンターザン!ツーターザン! サンターザン!ヨンターザン!

窓の外は 窓の外は
ガッツ い、し、ま、つ!

鈴木有二! 鈴木有二! 鈴木有二! 鈴木有二!

He Is Great!


この「ガガワ」とは、ガッツさんがテレビ番組だかの運動会に出た際の
選手宣誓で、『宣誓!我々は(われわれは)』を、『我々は(ががわ)』と
読み間違えたという、ビートたけしオールナイトニッポンでのネタ。
「ワンターザン」も、「One Thousand」を「ワン ターザン」って読んだって
ネタじゃなかったなぁ。
鈴木有二はガッツさんの本名ですね。

そしてしっかり曲中と最後にはガッツさんの語りも入ってるという。


この曲の他にもガッツさんを扱った曲はこのアルバムには2曲入っています。
ガッツさんの独白による、「カンバック~ガッツ石松・・・再び!!」
という曲もありますが、これ、このアルバムの為にガッツさんに
取材をお願いしたのかなぁ?まさかね。

 

アルバムには、ガッツさん以外の有名人をもターゲットにしている曲が多く、
ここぞとばかりにディスっているものばかり。
その人選も僕的には微妙で絶妙というか見事で感心しますね。

 

猛毒のアルバム、さすがに全アルバムが再発される事もなく、
ほとんどが中古市場で高値なんですよね。
それが残念です。

摩訶レコード:夜へ...

今回紹介するのは、山口百恵さんの「夜へ...」です。

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百恵さんについては、これはもう、僕が説明するのもおこがましいので
どうぞウィキペディアをご覧下さい。

 

僕も小学生の高学年の頃、百恵さんのファンでした。
赤い疑惑」や「赤い運命」などの「赤いシリーズ」の影響が大でした。

 

1979年リリースの17枚目のアルバム「A Face In A Vision」の
ラストを飾る一曲。

作詞:阿木耀子、作曲:宇崎竜童。

 

僕は百恵さんの楽曲全てを聴いてはいませんが、
数ある百恵さんの楽曲の中でもかなりの異色曲だと思うのです。
阿木さんの手掛けた妖しく不思議な歌詞もさることながら、
シャンソンやジャズを感じさせる宇崎さんの曲調も。

 

『シュルシュル シュルル~ シュル』が印象的ですね。
僕はこの曲を初めて聴いた時は、『やたら不思議な曲だなぁ』と感じました。
そういう意味でも「摩訶レコード」とさせて頂きます。
(このブログはヘンテコな曲ばかりを紹介するモノじゃありませんからね)

 

ファンの間では、百恵さんの最高傑作だという声もありますね。
納得です。

10/8(火) ナイト・レンジャー ライブ

10月8日(火)は、またまた昭和女子大学人見記念講堂まで
ナイト・レンジャーというアメリカンハードロックバンドの
ライブに行ってきました。

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僕が高校生の頃から活躍しているバンドです。
「シスター・クリスチャン」という曲が全米ビルボードシングルチャートの
5位にランクインしたり、「シークレット・マイ・サクセス」という曲が、
マイケル・J・フォックスが主演だった映画「摩天楼はバラ色に」の
主題歌になっています。

 

今回のライブはプレミアム感のあるライブで、彼らの日本での人気が
一番高かった頃の、ファーストアルバムとセカンドアルバムの全曲を
演奏するという、日本のファンが喜ぶであろう構成でのライブでした。
実は僕は彼らのライブは初めてで、今回はこれ目当てで行きました。
チケットは完売だったようです。

 

楽しかったですねぇ。
ライブ途中で『今年見たライブで一番楽しいかも?』とさえ思いました。
御馴染みで知ってる曲がほとんどだという事もあるし、
ベテランであるバンド側が観客を乗せるのが上手いって事もありますね。

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彼らくらいの年齢のバンドは2時間くらいのライブが大半ですが、
2時間半くらいやってくれました。
ラストが「Good bye」という曲ってのが、また良かったのでした。

摩訶レコード:YUPPIE

ビデオ作品を扱うのは、恐らくこのブログで初めて。
酒井法子さんの「YUPPIE」です。

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リリースされたのは1986年。
なんとこれが酒井さんのデビュー作であります。
酒井さんはレコードやCDでのデビューではなく、ビデオ作品で世に出たのです。
これは確か世界初の事だったはず。

 

当時僕は酒井さんが好きだったのですが、なぜ好きだったかというと
社会人になって初めてデートした女性が酒井さんに似てたから、
という理由。
その女性には、あっさり振られましたが。

 

ビデオの内容ですが、ほとんで覚えていません。
1回か2回観たくらいだったと思います。
じゃぁ紹介なんかすな、って話ですよね、ごめんなさい。
あ、オカズにもならなかった記憶があります。

 

酒井さんがハンターになって宇宙人か何かを退治する話があったような。
調べてみたら、「エイリアンハンターP」というタイトルでした。

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嘘か本当か、定価がなんと9200円で、これまた驚きというか
『そんな高額なものを買っていたのか?』と今更ですが思った次第です。
(当時の市販ビデオはべらぼうに高かったのです)

初めて行ったライブ

今回は僕が初めて行ったライブについて書きます。
年齢で言うと19歳の時なので、遅くなってからのライブデビューなのでしょうか。
邦楽洋楽を合わせての初めてのライブ。
それは日本のメタルバンド、「ラウドネス」でした。

 

当時(今もですが)は新潟市に住んでいて、そこにラウドネスが全国ツアーで
新潟まで来るという情報を雑誌で得ました。
その頃のラウドネスは、アルバム「THUNDER IN THE EAST」がアメリカの
ビルボードのアルバムチャートにランクインしていた絶頂期で、
その全国ツアーは言わば凱旋帰国ツアーだった訳です。

 

チケットの発売日に、通っていた専門学校から歩いて5分のダイエー内の
プレイガイドまで、休み時間だったか昼休みに買いに言った記憶があります。
その甲斐があってか8列目という、初めてのライブにして恵まれた座席でした。

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当時のチケットですが、今と違ってちゃんとしてるというか、味がありますよね。
価格も安い。

 

ちなみに僕はモノ持ちが良いというか、捨てられない性質なので、
今まで行ったライブのチケットは捨てずに持っています。
時々は『あ~、行ったなぁ~!』って思い返したりして。

 

ライブの内容ですが、楽しかったし興奮した事は当たり前なのですが、
実はそれほど鮮明には覚えていません。
オープニングSEと一曲目の曲名は覚えてるし、アンコールは2回だったかな?
(って、30年以上経ってるのにしっかり覚えてるじゃねぇかって)

 

あと、ライブ後は30分くらい歩いて自分のアパートまで帰った事を覚えてます。

 

グッズはTシャツとポスター(ギターの高崎晃さん)を買ったはず。
Tシャツはさすがに着倒して捨てましたが、ポスターは貼ってはいませんが、
まだ部屋の中にあります。

摩訶レコード:羽ばたけ東大阪・・・ラグビー音頭

いよいよラグビーワールドカップ2019が始まりました。
僕は同じ新潟市民として、稲垣啓太選手を応援しています。

実は稲垣選手の実家の工務店とはウチの両親が知り合いで、
父親の仏壇を稲垣選手のお父様に作って頂いたのです。

 

で、今回はその”ラグビー”が曲名に入っているもので、
綾音りさという女性歌手が歌う「羽ばたけ東大阪・・・ラグビー音頭」
を紹介します。

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2015年の10月にリリースされたCDシングル。
前回のラグビーワールドカップ大会のさなかにリリースされている事から、
恐らく「この盛り上がりを逃すものか!」、「今だ!」って感じで
リリースしたのでしょうね。

 

作詞:坂下進、補作詞:花咲ひみこ、作曲:松宮有里、編曲:山田恵範。


曲調は正調な音頭ではないでしょうか。
盆踊りにも使えそう。

問題は歌詞。

 

(一番)
まいどおおきに おいでやす
生駒山から 陽が昇り
ラグビー場を 照らしてる
東大阪 ええとこや
応援しまっせ 歓迎しまっせ おもてなし
老いも若きも輪になって輪になって
ラグビー音頭

(二番)
まいどぼちぼち 行きまひょか
仲間集まり 助け合い
何が何でも やり通す
エールの声が こだまする
大空高く 渦巻く熱気だ 心意気
老いも若きも輪になって輪になって
ラグビー音頭

 


ラグビー関係ないじゃん!

 

ほぼ、ラグビーに関するワードが出て来ず。
ギリで「ラグビー場」と出てくるくらい。
無理矢理だけど、「仲間集まり 助け合い」で
One For All、 All For One を連想させるってくらい。


三番では、さらにあらぬ方向に舵を切ります。

 

(三番)
めっちゃおまえが 好きやねん
町で一番 べっぴんや
俺は二度惚れ 三度惚れ
恋のタックル 命がけ
大事にしまっせ 大事にしまっせ いつまでも
老いも若きも輪になって輪になって
ラグビー音頭


かろうじて「タックル」という用語が出て来てはいますが、
もうラグビー自体を応援したりラグビーの事を扱う気はさらさらなく
色恋沙汰の歌詞になっています。

 

ラグビー関係の歌ってないかなぁ?お、ラグビー音頭ってのがあるじゃん。』と、
軽い気持ちで手に取って、いざ聞いてみたら痛い目に合うという、
典型的なCDだと思うのです。