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摩訶レコード:海の底から来たのか君は

今回紹介するのは、先日東京に行った時に仕入れてきたもので、
港孝也さんの「海の底から来たのか君は」です。

 

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100人中99人はA面の「PASSION」ではなく、B面のこちらが気になりますよね。

 

海の底から来たのか君は

 

いいですねぇ。
6月3日に紹介した由布院和子さんの「先祖代々惚れてやる」は7・5でしたが、
こちらは7・7の音で、これも川柳っぽいリズム感があって良いです。

「海の底から」ってのがいいですね。
これが「海の中から」だと、来た君=人魚のような美女、というイメージですが、
「海の底」とした事によって、ちょっとした謎生物感が出てきています。

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歌詞を要約すると、
真珠のような目をしてる人よ、だとか
珊瑚のように素晴らしい人よ、だとか
人魚のように濡れてる人だよ、とか
貝殻色の美しい人よ、といった
いまいち伝わりにくい雰囲気の女性との夏の日の思い出、というようなもの。

 

曲調ですが、僕は案外暗めの演歌調の曲かな?と予想していましたが、
明めな往年の加山雄三さんの青春ソング、という感じを受けました。

 

せっかくなのでA面の「PASSION」をちょっとだけ紹介しておくと、
ポール・アンカの「YOU ARE MY DESTINY」のような調子で、
俺はお前が好きさ、誰が何と言おうと離しはしない、というような、
情熱的な歌詞の曲です。