馬鹿レコードブログ

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馬鹿レコード:雪みれん

みうらじゅんさんが提唱した「バカレコード」の定義として、
中古レコード店の店頭ワゴンで1枚10円程度で雑に並べられ、
いざ買ってみると店の親父から
『こんなの買う奴、どこのどいつだ』と、
まるで珍獣を見るような怪訝な目を向けられる、
とかいうものがあったと思いますが、
今回紹介するのは、その定義にピッタリくるものと
思っています。
僕が馬鹿レコードbotを始めようとした時にも、これが
即座に頭に浮かびました。
若人あきらさんの「雪みれん」です。

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現在は我修院達也さんとして活動されていますが、
40歳以上の方には若人あきらさんのほうが馴染みがあるのでは。
若人=わこうど、ではなく、「わかと」と読みます。
この前にも何度か改名されているようですね。

ここでは敢えて若人さんと呼ばせて頂きますが、
若人さんの芸能生活を時系列にするなら

(1)郷ひろみさんに代表されるモノマネ芸
(2)熱海での失踪事件
(3)個性派俳優・声優としての活動

になると思います。

僕としては、若人さんへの思い入れが深い時期は(1)ですね。
漫才ブームの頃に、当時は同じくモノマネ芸人だった片岡鶴太郎さんと
時々コンビを組んでテレビやラジオ番組に出ていました。
ビートたけしさんのオールナイトニッポンでもよくネタにされていました。
シークレットシューズを履いているとか年齢を偽っているとか
奥さんと○○してる所を子供に見られて咄嗟に
『♪お~うま~のお~や~こ~は』と歌って誤魔化したネタとか。
このレコードをリリースしたのは、そんな時期の終わり頃ですね。
人気的には絶頂期だったのかなぁ。

元々は演歌歌手としてのデビューだったようだし、営業なんかで
歌う機会も多かったのでしょう。歌は上手いです。
というか、モノマネ芸人は歌上手くないと成り立たないと思いますね。
松村邦洋さんのような例外もいますが。

曲のほうは、クッソ真面目な歌詞の演歌です。
五木ひろしさん路線のしっとり演歌ですね。
お笑い要素一切無しで行こうと思ったのかが謎だし、
この前に「SIDE BY SIDE」というポップス調の曲を出しており、
なぜ路線変更したかも謎。

歌詞を一部抜き出してみます。

雪国生まれの 女の胸には
過去という名の 駅舎がある

五分停車の あなたの胸が
みぞれ混じりの 夜には恋しくて

灯りをともせば 心の窓には
夢という名の 雪が降る

涙をこぼせば 瞼の裏には
嘘という名の 春がある

北へ 私帰ります
一人ぼっちに またなって

あなた切ない あなた切ない
嗚呼、雪みれん


う~ん、失礼ながら「イケる!」と思ったのでしょうか?
熱海の事件も然り、我修院達也に改名してからも何となく
謎多き「奇人」って感じが強くなった方ですが、
この当時から色々と謎多き人なんですかね。