摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:宇宙猿人ゴリなのだ

今回紹介するのは特撮もので、70年代に放送された
宇宙猿人ゴリスペクトルマンより、
宇宙猿人ゴリなのだ」です。

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ゴリなのだ』、って。
バカボンのパパかよ!

何種類かのレコードジャケットで出てるようですが、
僕が持ってるのは実写のものです。
イラストもののジャケットもチープで良いのですけどね。

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まずスペクトルマンですが、僕は主題歌こそ"そら"で歌えますが、
実際にはほとんど見ていなかったようで、
うっすらとしか記憶がありません。

理由として、見た目が格好良くないという事。
ボディスーツは金色なのですが、なんかくすんでいるし、
鎧(?)やパンツのようなものが茶色。
ヒーローが茶色て!
体型もなんかずんぐりしててシュッとしてないし。

一番の謎が変身方法の設定。
人間の姿からスペクトルマンに変身する時に、
ネビュラという星にいちいち『変身願います!』って
申請を出して、許可を得ないと駄目なんだと。
あははは!
サラリーマンじゃないんだから。
課長、残業の承認、お願いします
うむ、許可!
みたいな。
さらに、そのネビュラからの承認光線を浴びての変身になる訳だけど、
天気が悪く空が曇っていたりするとネビュラが目視できないから
変身できないらしいのです。
なんじゃそりゃ!
曇り空が多い新潟県の冬じゃ到底戦えませんよ。

で、肝心の宇宙猿人ゴリですが、そのスペクトルマンの敵。
ゴリラ顔に似合つかしくないロン毛で金髪という点は、
顔がブサイクなんだからせめて髪くらいはお洒落させて!』という
平成の若者に多く見られがちの意識を先取りしていたかのような奴。


もうそろそろレコードのほうに行きます。

作詞は雨宮雄児という方。
七五調、七七調のリズム感が良い歌詞で気に入っています。
そして突っ込み所が多々あります。

惑星Eから 追放された
その悔しさは 忘れはしない
宇宙を旅して 目についた
地球を必ず 支配する

どうやらたまたま地球が目についたようで、
行き当たりばったりというか、
あまり計画性は無かったようですね。

万能椅子の威力みせ 人類征服企てる

万能椅子!!!
「万能椅子」って所謂「スケベ椅子」なんだけど!!!

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あははは!
子供向け番組で、それ、いいのかよ!
スケベ椅子で人類征服できるのかよ!

自分の理想と 目的持って
強く生きてる そのはずなのに
宇宙の敵だと 言われると
身震いする程 腹が立つ

身震いする程 腹が立つ!!!
すごいなぁ。
ただの怒りじゃなく「身震いする程」の怒り。
激おこぷんぷん丸からのムカ着火ファイアーって感じか?
そういえば『怒りが頂点に達すると白から赤になるのだ!』って
ナレーションがある特撮ものがあったなぁ・・・(脱線)

曲には他にも、ゴリの命令とラーの応答の声が入っています。

歌っているのはハニー・ナイツという男性コーラスグループ。
勇ましい曲調に甘い歌声での『ゴ~リな~の~だ~』が何ともミスマッチ。

いやぁ、特撮もの史上に残る名曲です。

ちなみにゴリには手下がいて、名前は「ラー」。

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ゴリとラー。
・・・・・

2人はかなり主従関係というか絆が強かったのでしょう。
最終回でラーがスペクトルマンに倒され、
もうラー無しでは生きていても意味無い』と絶望。
スペクトルマンからの『お前の科学者としての力を他の事に使え』
という説得も聞き入れず、
ゴリは爆弾を抱えて崖から飛び降りて後追い自殺、だそうで
ロミオとジュリエットか?ボーイズラブか?という最後だったそうです。