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摩訶レコード:ダークダックス大全

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

さて新年一発目に紹介するのは、日本が誇るコーラスグループである
ダークダックスのCD、「ダークダックス大全」です。

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2018年1月3日のTBSラジオ伊集院光とらじおと」を
お聞きになった方ならご存知と思いますが、
このCDに収録されている「僕はダンプの運転手」が
2017年のもう一度聞きたいアレコードの1位となりましたね。
拍手~!

このCDですが、「僕はダンプの~」の他にも
興味深い曲が数多く収録されています。
CDは2枚組で、Disc-1がCM/ラジオ挿入歌、
Disc-2が主題歌/オリジナルソング、となっています。

Disc-1の1曲目が「光る東芝の歌」で、
2曲目が「明るいナショナル」ってのは、
当時の日本を代表する家電メーカー2社で、思いっきり被っています。
『おいおい、いいのかよ、節操ねぇなぁ。』と思いますが、
高度経済成長期を支えた2大家電メーカーのCMソングの
どちらもをダークダックスが歌っていたって、
改めてとんでもなく凄い事ですね。

6曲目には「三井銀行のうた」という曲があるのですが、
銀行のCMソング自体、恐らく当時でも珍しかったと思います。
ついつい 三井に 入れちゃった
ついつい 三井に 貯めちゃった
って歌詞は、
ついつい、で銀行に預金したら駄目だろ。』って思いますけど。

19曲目に「三宅本店(千福) グラスをのぞくフラミンゴ」という曲があり、
物悲しいメロディの中にもメルヘンチックな歌詞で、
僕はこの曲は好きな曲なので収録されてて嬉しいですね。
千福一杯 いかかです
ってやつ。

21曲目は「新三共胃腸薬サウンド・ロゴ(顆粒つき)」で、
例の
新三共胃腸薬 かぁ~りゅう~!
ってのが、1曲として収録されています。
ナパーム・デスというバンドの「You Suffer」よりは長いですが、
1曲として捉えれば、これも短い曲のベスト10くらいに入るかも?


「僕はダンプの運転手」はDisc-2の12曲目です。
昭和38年という高度経済成長期の真っ只中に出した曲で、
作詞もダークダックスの皆さん自らで行っています。
僕はダークダックスというと、
品が良いとか優等生といったイメージを持っているのですが、
この曲はそんなイメージを吹き飛ばすが如く、荒々しく、
馬鹿野郎!』とか『スットコドッコイ!』等の、かなり口が悪い、
ダークダックスのダークな部分が出ている曲ですよ。
他にも、ダンプのエンジン音を口で出しており、
今で言うところのボイスパーカッション(と言うのかな?)
的な事もやっているあたりがポイント高いです。

Disc-2には他にも、「銀色の道」や「どこまでも行こう」など
恐らく一度は耳にしたであろう曲も収録されているので
楽しめると思います。