今回紹介するのは、舟木一夫さんの「太陽にヤァ!」という曲。
舟木さんと言えば、西郷輝彦さん、橋幸夫さんとともに
「御三家」と呼ばれてアイドル的な人気だったそうですが、
僕は世代的に新御三家やたのきんトリオのほうなので、
あまり詳しくは存知上げません。
僕的には、舟木さんはしっとりとした歌謡曲を歌う方というイメージですが、
この曲はそれに反する、夏らしくアップテンポな明るい曲です。
所謂、リズム歌謡って言うのでしょうか。
歌詞です。
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
太陽みたい はちきれそうな
真赤な 真赤な 水着
若い渚も 燃えている
恋をするから 燃えている
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
真赤な 水着
ヤァ~!
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
あの娘もイカス この娘もイカス
いかした いかした 水着
みんな燃えてる 探してる
若い 誰かを 呼んでいる
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
いかした 水着
ヤァ~!
最初と終わりのほうの、
「ウウウウ オオオオ エエエエ ア!」という
謎のフレーズ。
昭和歌謡にありがちな、強引な力技って感じがします。
最後の「ヤァ~!」という叫びも勢いがあっていいですね。
4番まであるのですが、それぞれ水着の色やタイプで異なり、
ブルーの水着、黄色い水着、いかした水着、となっており。
捻った考えをすれば、『こいつ、水着しか見てないんじゃねぇか?』と、
海に女性の水着姿を見に来たスケベな人、的な見方もできるのです。
B面も僕的になかなか”そそる”タイトルの「真珠っ子」。
作詞は植田悌子さんで作曲が船村徹さん。
月白い夜に 真珠っ子
おまえは どこから 来たの?
という歌詞は、どことなく以前に紹介した
港孝也さんの「海の底から来たのか君は」を思い出させる、
女性コーラスがいい味を出しているムードのある曲です。