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摩訶レコード:ぼくのクリスマス

すっかり時期を過ぎてしまいましたが、今回紹介するのは
キャプテン加山こと加山雄三さんの「ぼくのクリスマス」という
クリスマスソングです。

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4曲入りのミニLPみたいな感じですね。
サイズは7インチです。

こんな色黒なサンタがいるかよ』って具合で、トナカイも下手糞な絵で、
僕は最初はジャケ買いの範疇だったのですが、
いざ聞いてみたら、3曲目(B面1曲目)が
かなり風変わりなクリスマスソングで「おおっ!」という感じでした。

歌詞、曲調ともに普通のクリスマスソングです。
作曲は加山さんが作曲する時の名前の弾厚作

聞き始めて50秒過ぎた頃でしょうか。
突然加山さんの歌声の他に変な声が聞こえてきます。
例えるならグレムリンの声のような。

最初は邪魔というかちゃちゃを入れてるような感じなのですが、
途中からメインで歌い、コーラスまでする始末。
加山さん、苦笑しながらも最後には合唱。

レコードの裏ジャケットを見てきたら、コーラスに
シンギング・エンジェルス、とありました。
実はこれ、ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ
でも使われてる、甲高い声でのコーラスを
テープの高速回転によって変な声に仕立てるという手法。

この曲は1966年のリリースで、「帰って来たヨッパライ」のほうは
1967年のリリースなので、この曲のほうがこの手法を取ったのが早いです。


加山さんって過去に他にも実験的な事をやっていて、
それは日本で初だか何だかと記憶してるのですが、何だっけなぁ?