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摩訶レコード:目黒の実家へ帰ります

今回のは、僕個人的には雰囲気モノと思っており、
恐らく100人中98人くらいは『普通の曲じゃん』と思うでしょうが、
残り2人の変わり者から賛同あれば、という気持ちで紹介します。
五十嵐祐子さんの「目黒の実家へ帰ります」という曲です。

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ジャケット裏に五十嵐さんのプロフィールが載っており、
これがなかなか興味をそそられるものでした(後述)。

作詞は荒木とよひささん。
作曲が泰葉さん。
そう、有吉弘行さんに”リアル”というあだ名を付けられた泰葉さん。

ちょっと脱線しますが、泰葉さんは今でこそあーいうキャラですが、
あの方がフライディ・チャイナタウンでデビューした当時は、
『どえらい人が出てきたなぁ!』と思ったものです。
初代林家三平さんのお子さんの中では、色んな意味で一番
芸能の才能があると僕は思っています。

歌詞ですが、僕の好きなタイプの7・7調、7・5調の歌詞。
曲調は演歌寄りの歌謡曲ですね。


近頃どうして 元気がないの
三年前の あなたが欲しい
きっとお酒の せいなのね
欲しがる私が いけないの
夜がさみしい 夜がさみしい 夜がさみしいの
目黒の実家へ帰ったら
昔の苗字に 戻ります


察するに、最近の旦那さんとの夜の生活に満足できない
性欲バリバリの欲しがりエロ奥さんが、
いよいよ離婚を決意して実家へ戻ろうとする歌詞かと。
あははは、ストレートだなぁ。
性格の不一致で離婚ってのはありがちだけど、
ここまであからさまに”性欲の不一致”を押し出した歌詞に
清々しさを感じます。


二番は

もっと咲きたい 花のように
洗濯女じゃ むなしいの
夢がないのよ 夢がないのよ 夢が欲しいのよ

という歌詞でして、
私は専業主婦では納まるようなタイプじゃない』という、
上昇志向というか、世に出たい!という我の強さも感じます。

まぁ、目黒の実家、というくらいですから、育ちがいいというか、
元々は金銭的に恵まれた家庭で育った方なのでしょう。


ちなみにB面が「錦をかざるわ世田谷に」という曲。
KEIさん(ピンクレディーの?)作詞、ベートーベン鈴木さん作曲。
箱入り娘と言われていた女性が訳あって夜の世界で働いていて、
いずれ世田谷に錦を飾ってやる、という野望を胸に秘める歌詞です。


さて五十嵐さんのプロフィールですが、
僕と同じ新潟県出身でした。
趣味&特技が、ドライブ、ジグゾーパズル、ひまつぶし
ん?ひまつぶし?
いや、ひまつぶしする為に趣味があるんじゃないのか?と。
あと、様々なCMやドラマやバラエティにも出ていたようで、
ドッキリテレビの突撃インタビューの突撃ギャルという
よく判らないお仕事をされていたようです。