今回は、大沢逸美さんの「まるはだか ON THE BEACH」を取り上げます。
ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞しての芸能界入り。
大沢さんは1983年にレコードデビューをします。
1982年には中森明菜さんや小泉今日子さんや松本伊代さんらが。
1984年には菊池桃子さんや岡田有希子さんや斉藤由貴さんらが
デビューしているのですが、その間に挟まれた1983年は目立って活躍した
新人歌手がいなかったので、『不作の83年』と言われています。
大沢さんは当時のアイドルには珍しく身長が高く、ボーイッシュなショートカット
だった事が、逆に受けなかった原因なのかもしれません。
ドラマにも出演されていましたが、僕の印象に残っているのは、
「ヤヌスの鏡」での野獣会会長、東涼子ですね。
作詞は原真弓さん。作曲は大谷明裕さん。
曲調は、明るい歌謡ポップスって感じです。
歌詞のほうですが、タイトルのインパクトを超えるものではありませんでした。
まるはだか! (歌もない)
まるはだか! (夢もない)
まるはだか! (笑いもない)
まるはだか! CRY ON THE BEACH
やはり、まるはだか!というサビ部分が印象的ですね。
というか、正直、ここしか頭に残りません。
ちなみにこの曲をリリースしたのが「ヤヌスの鏡」の放送開始よりちょっと前で、
「まるはだか」という脱力するワードが付いた曲を歌う大沢さんに
東涼子のような硬派な女性を演じさせたのはどうなのよ?って思ったりします。
(とはいえ、はまり役でした)