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摩訶レコード:もしも魔法が使えたら

今回は藤丸という方の「もしも魔法が使えたら」という曲を紹介します。

 

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不自然にブローしすぎた前髪が鬱陶しい。
風呂無し・トイレ共同のアパートの四畳半が似合いそうな風貌。
虚ろな目で一点を見つめ、いきなり手首切りそうなヤバさも感じます。

 

藤丸さん、検索してみたけど、情報が得られませんでした。
ちなみにSHOGUN芳野藤丸さんとは別人です。

 

音中秀夫さんという方が作詞作曲をされています。

曲調はマイナー調の演歌寄りの歌謡曲


もしも 魔法が 使えるならば
僕は あの青い空を小鳥のように 自由に飛んでみたい
僕は あの丘や野原を子犬のように 駆けて走ってみたい
僕は あの海の中を魚のように 泳ぎ回ってみたい
僕は 夢の中に見てた美しい人と 恋をしてみたい

 

ここまでは「もしも自分が魔法使いだったら?」と、
妄想というか願望を捻り出した歌詞。
このくらいなら誰もが持つ願望だと思うのですが、
後半では歌詞内容が一変します。

 

だけど この世に 魔法使いはいるのでしょうか?
魔法使いは穢れをしらぬ少女なのか?
魔法使いは鼻の曲がったおばさんなのか?
魔法使いは権力者なのか?
AH AH AH
たった一度でいいのです
僕のこの願いを聞いてくれませんか?
どうぞ叶えてください


前半では「魔法使いになりたい」と言っておきながら、
突如「そもそも魔法使いはいるのか?」と何やら哲学的に問答を始め、
果てには「魔法使いは何者なのか?」と世に問う歌詞となります。


精神的にヤバめな人が持ってる妄想歌詞と、
ジャケットの藤丸さんの風貌が微妙にマッチしたレコードだと思います。