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摩訶レコード:燃える闘魂

今回はアントニオ猪木さんの「燃える闘魂」というLPレコードです。

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実はこれ、僕が初めて買ったLPレコードなのです。
中学1年生の時でした。正確には”買ってもらった”、ですけど。

 

小学6年生の3学期に友人の石野君の影響でプロレスを好きになり、
新日から見始めたのでまずはアントニオ猪木さんのファンになりました。
当時は市販ビデオなんか無い時代なので、猪木さんの過去の
試合映像は見る事は出来なかったのですが、音源だけのものなら
市販されている事を知り、それがこのLPレコードでした。

 

収録内容は、当時のプロレス中継の実況アナである
舟橋アナウンサーによるナレーションで、
猪木さんの生い立ちからブラジル移住、
力道山に連れられての帰国から、プロレスラーになり、やがて
新日本プロレスを旗上げするまでの歩みが語られています。
中学時代の話は、なんと当時の先生(加藤先生)が引っ張り出されて
わざわざ語って下さっていますし、
さらにはなんと、元妻である倍賞美津子さんとの結婚の事が語られており、
結婚については倍賞さん自らもお話されています。
(この当時はまだ結婚中だった)

ほかにも猪木さんの友人の渡辺貞夫さんのコメントや、
ジョニー大倉さんの詞の朗読、道場でのトレーニング風景や、
猪木さんによるトレーニング指導、というものまで入っています。

そして何と言っても最大の魅力は過去の名勝負の実況音源でした。
聞いていて興奮しましたねー。
ストロング小林戦、タイガージェットシン戦、大木金太郎戦など。

レコードの他にも、ピンナップが6枚も付いているし、12頁の解説書には、
石坂浩二さん、上田正樹さん、内藤国雄さんも文章を寄稿しています。


僕はラジカセは持っていたのですが、レコードプレイヤーはまだ
持っていませんでした。
僕には姉がいるのですが、姉がレコードプレイヤーを持っていたので
(正確にはモジュラーステレオ、というもの)
姉に頼んでカセットテープにダビングして貰って、
それをラジカセで聞いていたのです。

ちなみにヘッドホンも持っておらず、モノラルのイヤホンで聞いていました。
これまた姉はヘッドホンも持っていたので、姉の留守の際に黙って拝借し、
ヘッドホンで聞くのですが、トレーニング風景でのロードワークの様子では、
ステレオのヘッドホンだと右から左へ走っていく様子がハッキリ判るので、
『ヘッドホンってすげぇ!』ってやたら興奮していましたね。


余談ですが、僕は毎週プロレス中継を見終わった後に、
ノートに「プロレス日記」なるものを毎回書いていた事をふと思い出しました。
試合結果は勿論ですが、試合を見ての感想なんかを一言二言、
まるで新聞記者、雑誌記者にでもなったような気分で。
3年間くらい続いたでしょうか。ノートはもう捨てちゃったけど。
馬鹿な中学生だったなぁ。
つくづく思います。
でも続けてたらターザン山本さんやGK金沢さんにちょっとでも近づけたかなぁ?