摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:吹けよ風、呼べよ嵐

先日は僕が初めて買ったLPレコード、という事で書きましたが、
今回は初めて買ったEPレコードを書きます。
ピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」(邦題)です。

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中1の時に買いました。
「中1で初めて買ったレコードがピンク・フロイド」だと、
ずいぶんマセたガキだ、と思われたりもするでしょうが、
これは往年の人気悪役プロレスラーである
アブドーラ・ザ・ブッチャーの入場テーマ曲だったから、です。
ピンク・フロイドというグループは知る由もありませんでした。

 

ロジャー・ウォーターズデヴィッド・ギルモアによる
ダブルベースでの不気味なリフと、それに絡む
リック・ライトのシンセサイザーが印象的なインスト曲ですね。
そのおどろおどろしさが悪役のブッチャーに合っていたのでしょう。
ちなみにブッチャーが全日本プロレスから新日本プロレスに移ったら、
違う悪役レスラーの入場曲として使われていたと思います。

 

結構苦労して手に入れたレコードなのですが(後述)、
ほとんど聞かなかった気がします。
理由は
曲の途中からが怖いから。

 

前半はブッチャー入場時によく流れるから知ってて慣れてるのですが、
途中からはブッチャーが入場してしまっているので流れません。
要はレコードを聞かないと判らない部分。

 

この曲の途中、暴風雨の中で男が家の戸を強く叩くような音が入ってたり、
いつの日か、お前を細切れにしてやる!
(ニック・メイスンの声をスピードダウンさせたもの)
という声が入っていたりで、夜に聞いたりするとめっちゃ怖かった。
当時のビビリの僕はそれだけでもう駄目でした。
今では全然大丈夫ですけど。


で、このレコードを買うにあたっては、こずかいを使い果たしていました。
親に泣き付いたのですが、条件を突きつけられました。
「数学のテストの点数がやたら悪かったので、勉強せよ!」という
ものなのですが、その勉強の方法が当時の僕には拷問。

 

 

隣の家の2歳年上のお姉さんに教えてもらう

 

 

傍から見れば、『お姉さんが教えてあげる』といった
AVやらエロ漫画でありがちなシチュエーションで、何って羨ましい!
と思われるかもですが、
僕は人見知りだし、そのお姉さんと特に仲が良いという事はなく、
何ならほとんど喋った事もありません。
男と女のアレの事は既に知っていましたが、そのお姉さんに対しては
何の興味もなかったので、
(正直、可愛くもエロくも何ともない)
確か2時間くらいの勉強時間だったと思いますが、苦行と言える時間でした。

 

そもそも僕には姉がいるのに、なぜ親は姉に頼まなかったのか?も謎。
姉って、期待できない程のXXだったかなぁ?