2018年の日本シリーズも盛り上がっていますが、今回はプロ野球もの。
元阪神タイガースの掛布雅之さんが歌う「掛布と31匹の虫」です。
実は我が新潟県の三条市生まれの掛布さん。
ちなみに僕も三条市に住んでた時がありました。
1978年という、掛布さんが阪神の主力選手だった時にリリースされた曲。
企画構成と作詞を「はらたいらさんに3000点」で御馴染みの、漫画家であった
故・はらたいらさんが行っています。
はらさん、大の阪神ファンだったのだとか。
そして、作編曲が長門大幸さん。
長門さんはビーイングの創始者で、BOOWYやラウドネスや浜田麻里やB'zらを
デビューさせた方ですよね。
う～ん、長門さんとしては「黒歴史」になるのかなぁ？
曲調はノリの良いロックンロール調。
バックにSEで球場での観客の声援が入り、
まるで球場で掛布さんがライブをしているような仕上がりです。
掛布さんソロではなく、子供達のコーラスも入っています。
おれたちゃ虫だ野球の虫だ （Ｙｅｉ！Ｙｅｉ！掛布！）
みんなあわせて３０と１匹 （Ｙｅｉ！Ｙｅｉ！掛布！）
からだの中で燃えあがりゃ （Ｙｅｉ！Ｙｅｉ！掛布！）
パッと火の玉ホームラン
パワーだ若さだ 押せ押せ掛布
チャンスだパンチだ 飛べ飛べ掛布
相手の（相手の）ピッチャー（ピッチャー）ごめんして
イエイ！を「Yeah！」でなく「Yei！」と表記しているのが苦笑。
掛布さんの歌声、「マッチョ・ドラゴン」の藤波辰巳さんほどではないですが、
棒読み的な歌い方で、これまた苦笑。
1977年に遠藤良春さんという方が歌った「GO！GO！掛布」というレコードは、
関西方面では100万枚を超える大ヒットとなったようですが、
残念ながらこの「掛布と31匹の虫」は、全く売れなかったようです。
B面の「トラトラ・ロック」も掛布さんが歌っている事は歌っているのですが、
ほぼ中村鋭一という方のナレーション。
中村さんが延々と背番号と選手名をアナウンスするという、なかなかカルトな曲です。
