今回は片岡鶴太郎(つるたろー)さんのレコードを取り上げます。
「哀愁DON JUAN/やるだけやったら!?」です。
1982年のリリース。
名義はなぜか「片岡つるたろー」となっており、
まだまだ全国区の人気は無かったかな。
僕の記憶では、「ビートたけしのオールナイトニッポン」に
たけしさんの子分的な感じで毎週のように出てたり、
(まだたけし軍団すら存在していなかった)
若人あきら(現:我修院達也)さんとものまねコンビ組んで
ようやくメディアに出始めた頃ですかね。
今では画家・書家・ヨガ実践家として、痩せてシュッとしたお姿ですが、
あの頃は髪はモジャモジャで体型も太っていました。
ウイキペディアによると、これ以前に、はたけんじさんらと
「ものまねヨイショ軍団」名義でレコードを出しているようなので、
鶴太郎さん個人としては、これがデビューシングルとなります。
A面の「哀愁DON JUAN(ドンファン)」は、さがらよしあきさん作詞で
伊豆一彦さん作曲。
B面の「やるだけやったら!?」は、鶴太郎(つるたろー)さん自ら作詞で
伊豆一彦さん作曲、となっています。
「哀愁~」のほうは、80年代初頭の男性アイドルポップスという感じ。
「やるだけ~」のほうは、鶴太郎さんの当時のネタを盛り込んだ曲。
(ブサイク=お顔の不自由な方、など)
鶴太郎さんは元々歌が上手い方なので、十分聞けるレベル。
でも、ジャケットがねぇ。。。
痛々しいというか必死というか。
「つるたろー」という文字がやたらと大きめ。
「やったね!これぞ娯楽レコードのホームラン王だぜ!」
「人気爆発!独走の創刊号」
これだけでも頭抱えたくなるのですが、アナログレコードのA面・B面を
「ラー面(パンチのきいたしょうゆ味」
「タン面(こってりさっぱり塩味スープ」
というように設定しています。
まぁ鶴太郎さんご自身が考えたのではないでしょう。
当時の素人のお笑いレベルが平均してこんなものだったのか、
と考えるしかないのですが、
それにしても、ジャンプ放送局でも採用されるかどうかのレベル、と思うのです。