今回紹介するのは、知っている方だけが『わかる~!』と納得して頂けるような、
そんな曲を紹介します。
1978年の秋の「二十歳の献血」のラジオキャンペーンソング。
なので、78年頃から79年頃にかけて、主にラジオの夜間時間帯に
流されていました。
前にこのブログで書きましたが、僕はこの頃(中1)からラジオを聴き出したので
印象深く覚えています。
実はこれ、レコード化にはなっていません。
マスターテープが紛失してしまったのだそうです。
唯一ライブバージョンが「樋口康雄作品集」というCDに収録されています。
曲調ですが、上田さん(と思われる)自身のピアノと、バイオリン他による演奏での、
ミドルテンポのポップス。
サビの部分の歌詞が当時としては強烈というかショッキングで、
特に夜間に聴くと非常に怖かった思い出があるのです。
自分の部屋でヘッドフォンでラジオ聴いていて、突然この曲が流れてくると
ブルッとしていました。
当時のホラー映画ブームも影響していたのかもしれません。
口裂け女はちょっと後だったかな?
あなたに 私の赤い血を 私にあなたの 赤い血を
なんて強烈な歌詞でしょう。
献血のキャンペーンソングって事は十分に承知ですが、
『赤い血を』って。
薄汚れた服を着て長い髪を振り乱した顔から血を流したの女性が、
こう叫びながら暗闇からこっちに向かってきそうなイメージを持ったのです。
いやいや、決して上田さんがそういう感じって訳は無いのですが。
当時、僕の友人も『あれ、怖ぇぇよな』って同調していましたし、
今もネットで調べてみたら、当時そう感じていた方々がいらっしゃいました。
余談ですが、オカルト映画といえば中2の時、友人の渡辺君と鷲尾君の3人で
ギャグアニメ映画の「がんばれ!!タブチ君!!」を見に行きました。
田舎の映画館のせいなのか、同時上映がなぜかホラー映画の「ファンタズム」で、
中2の男子としては友人にも『ナメられてはいけない』って気持ちが強く、
我慢してビビりながらも最後まで見てしまい、映画館を出た時は
タブチ君で出来た笑顔も引きつり、情緒不安定になっていたような記憶があります。