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摩訶レコード:きみの朝

今回は、購入したレコードの中で本来の目的だった曲ではなく、
おまけで聴いた曲のほうが気に入ってしまった、というもの。
渋谷岩子さんの「きみの朝」です。

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渋谷さんに関する情報はネット検索しても見つかりませんでした。
岩子って名前は本名だとはなかなか思えませんね。

 

1979年のリリース。
A面は「奥方宣言」という曲で、さだまさしさんの代表曲でもある
「関白宣言」のアンサーソングとなっています。
結婚するにあたって女性が男性に対して行う宣言を曲にしたもの。
曲調もそうだし、歌い方やバックに下手なバイオリンの音?がする点も
さださんを細かく意識しているのだと思われます。
もちろんレコードジャケットも。

 

で、B面が「きみの朝」。
リリース年と同年に岸田智史さんがヒットさせた「きみの朝」のカバー、と
表記上はなっています。
ちなみに岸田さんはシンガーソングライターでもあるし、ドラマでは
「1年B組新八先生」の主人公である新田八郎太役もやっていました。

 

普通にカバーしてるのかと聴いてみたら、ひっくり返りました。
うがい。
スズメの鳴き声から始まり、ニワトリの雄たけび、牛乳配達の自転車、
目覚まし時計のベル、の効果音。
ようやく「きみの朝」の演奏が始まるものの、歯を磨く音が続き、
サビの「モーニン、モーニン」にハミングしてうがいのガラガラ音。
うがい水を「ペッ!」と吐き出す音で終了。
これだけ。

 

「きみの朝」って事で、よくある朝の風景の描写をしたって事なのでしょう。

 

最初に聴いた時は、流石に他人のうがいの音声には嫌悪感を抱きましたが、
何回か聴いたら慣れてきて、そのうち微妙に癖になってきました。
僕は変態でしょうか。

 

しかし、なぜ普通にカバーしなかったのでしょうかね?