摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:どこへ行くの

すっかり暖かくなってきたので春っぽい曲を。

川崎幸子・敏子の「どこへ行くの」です。

どちらがどちらか不明。

右の女性はどことなく尼神インターの誠子さんに似てると思う。

 

歌っている川崎さん達に関しては情報が少なく、
双子の姉妹、という事は判りました。
その他の情報としては、1973年に「レモン・パイ」と改名し、
「すみれ色の恋」というタイトルのEPをリリースしています。

 

これは1970年リリース。
作詞:横井弘 作曲:船村徹

 

渡哲也さんの曲の同名異曲の「くちなしの花」がA面のEPで、
そのB面。

 

聞いた感じ、曲調はやたら単調だなぁと思いました。
演歌ではなく歌謡曲・ポップの部類かと。

 

イントロ・中間部で加工した歌声が流れますが、
何を歌ってるのか判りません。

 


どこへ行くの? 旅に出るの?
どこへ行くの? 遠く行くの?
どこへ行くの? 汽車に乗るの?
どこへ行くの? 旅に出るの?
シュララル~ シュララル~
ルルルルルルル シュポポポ~

 


問いかけで、いちいち言葉尻を上げるのがイラッとするw
シュポポポ~、というのは汽車の音ですかね。

 

3分半足らずの曲ですが、なぜか長く感じました。

アイアン・クロー

映画「アイアン・クロー」を観てきました。
”アイアン・クロー”はプロレス技で、手で対戦相手の身体の何処かを
力一杯掴んで握り潰す、というものです。

 

その技の使い手で、「鉄の爪」との異名を持った
往年の名レスラーであるフリッツ・フォン・エリック一家に降りかかる
不幸を描いたノンフィクションです。

 

親父のエリックは勿論、男だけの息子達もプロレスラーという一家。
ケビン(次男)、デビッド(三男)、ケリー(四男)は僕も覚えています。

 

主人公は次男のケビン。
てっきり長男かと思ってましたが、長男は幼くして亡くなってたんですね。
ケビンは兄弟の中では一番線が細かったと記憶しています。
珍しく裸足でリングに上がるという事も覚えていて、
『あ~、そうだったなぁ!』と懐かしく思いました。

 

ケリーが一番身体が大きく、レスラーとして才能があったと思います。
世界王者にもなっているし。
ただ、事故で足を切断して、義足でリングに上がっていたという事は
記憶になかったので驚きでした。

 

対戦相手として劇中に出てきていたのは、
Bブロディ、Hレイス、Rフレアー、Fフリーバーズなど。
さすがに日本人選手(馬場、鶴田)は用意できなかったか・・・

 

ちょっとは脚色はあるかもですが、実話が元になっているので
そこまでドラマチックに展開する映画ではなかったと思います。
とはいえ、中盤から兄弟達がドミノ倒しの如く次々と亡くなっていく流れには
さすがに重苦しさを感じました。

 

それとは逆に、デビッドのシャワールームでのオナニーや
ケビンのカーセックスでの童貞喪失には、
『このシーン、どうしても入れる必要あった?』と思いましたが。

 

観終わった直後は、イマイチだったかなぁ、という印象でしたが、
徐々に『あれ?なんか面白かったかも?』と気持ちが変わってきています。
もう一度劇場に足を運ぼうとまでは思いませんが、
いずれWOWOWあたりで放送あったら、また観たいと思いますね。

山形に行ってきました

日曜日は日帰りで何十年ぶりかで山形に行って来ました。

 

僕が一年前くらいから女子プロレスを好きになっているのは
以前からブログで書いていますが、
そのきっかけになったスターダムという団体のジュリアという選手が、
この3月末で退団する事になり、所属での最終戦という事で、
見に行きたいと思っていた所、対戦相手がジュリアの妹分の鈴季すず選手。
特にこの2人には因縁というか確執というか、色んなドラマがあるのです。
滅多に見れない・今後二度と見れないかもしれないシングル戦。
他にも、あのビッグダディの娘さんの村下詩美選手など、
退団する選手が4名ほどいるので、
ちょっと無理してでも見に行こう!と思い立ったのです。

 

電車での移動と、高速道路を利用した車での移動の方法がありますが、
なるべくお金を使いたくない、3時間半くらいで行けるとの事なので、
一般道で車での移動という方法にしました。
一緒に行く友達もいないので一人での行動です。

 

12時の開場というスケジュールなので、余裕と途中休憩を考慮し、
午前7時に新潟市内をスタート。
山形には遊びで蔵王温泉スキー場や、仕事で自治体のイベントに
参加した事があったので、大体の行き方は判っていましたが、
ナビがあるとやはり便利です。

途中の道の駅にあったオブジェと自動販売機。


そんなに飛ばしはしなかったのに、10時40分頃に到着。
3時間40分です。
当日は晴れていて、さらに道路に積雪が無かったのが良かったです。
会場は山形ビッグウイング
綺麗で広いです。
早く着き過ぎたので周辺をブラブラしていたら。
何名かの選手を見かけたりしました。
こういうのは地方大会特有ですね。


13時に第1試合開始で、全8試合の終わったのが16時半くらい。
試合以外に、退団する選手の挨拶や、仲間選手の贈る言葉があったので
そのぶんいつもの興行時間より長引いたかな。

 

一番安い席でしたが、そんなに見ずらい事は無かったです。
観客もギスギスしていません。
家族連れも多いので、どことなくアットホームな雰囲気。
これも地方特有で、後楽園ホールや関東圏の大会場とは違うかなぁ。


最近の言葉で言うなら「エモい」試合が多かったですね。
泣くイメージが無い選手が入場の時から泣いていたりして。
それ見て僕もグッときたりして。

 

お金と時間があれば山形市内で中古レコード屋でも探すのでしょうけど、
とっとと帰ります。
帰りは夕方~夜間の移動なので、行きより時間かかるかな?と思ったけど、
同じくらいの時間で自宅に20時半前には到着。
目は疲れたけど、身体はそこまででは無いです。
翌日も朝から普通に仕事行きました。
僕くらいの年齢(50歳台後半)でどうなんだろう?普通?

 

ジュリア選手は引退する訳ではなく、スターダムにも好きな選手はいるので
(今の推しは岩谷麻優選手)
これからも試合を見に足を運ぶ事になります。
ジュリアもてっきり海外に行くかと思いきや、
この翌日にノアという団体(故・三沢光晴氏が創設)に上がったし。

 

音楽のライブにも行く、プロレスも見に行く、レコードやCDも買う。
こんなんではお金が貯まる事はないですね。
巷では株価が過去最高だの大手企業は賃上げだの言っていますが、
僕の勤めている会社ではそんな話はカケラも上がってないです。

摩訶レコード:あいつが悪い

昨日の大谷選手の記者会見を意識した訳ではなく、
偶然こうなってしまいました。

曲名は「あいつが悪い」。
歌い手は圭子、です。

 

この圭子とは誰か?という事ですが、
僕も最初は誰か判らず、ジャケットの謳い文句で
もしや?多分?と薄々感じていて、
調べてみたところ、やはり!という感じでした。
宇多田ヒカルさんのママさんである、藤圭子さん。

 

ウイキペディアでは、
「1960年代末から1970年代初頭にかけ、夜の世界に生きる女の情感を描いた
暗く哀切な楽曲を、ドスの効いたハスキーボイスと凄みのある
歌いまわしで歌唱し、その可憐な風貌とのギャップも相俟って
一世を風靡した」とあります。

 

リリースは1984年。
藤さんは1979年に一旦引退をするのですが、81年にカムバックします。
(82年には宇多田さんのパパさんとご結婚。)
しかしながら、かつてのような活躍はできず、レコード会社を転々とします。
ようやく84年にこのEPをリリースしますが、インディーズからのリリース。
だから名前も藤圭子ではなく圭子名義なんですかね。
盤も見本盤のような形だし、一般レコード店では流通していなかったようで、
CD化もされていない幻の一曲のようです。

 

作詞:伊藤アキラ、作曲:浜圭介、編曲:桜庭信幸。

歌詞が印象的というか僕としては面白いですね。
以前このブログで取り上げ、さらにTBSラジオの「伊集院光とらじおと」の
アレコードのコーナーに出演させて頂いた際に紹介した、
阿蘇子と太郎の「昭和なみだ川」ほどではないですが、
『あいつが悪い』という同じフレーズを嫌という程に連呼しております。
(https://baka-records.hatenablog.com/entry/2017/08/30/205233)

 

ずいぶんパンキッシュとも思えるジャケットなので、
藤さんお得意の演歌=怨歌調ではないのか?と一瞬考えもしましたが、
そんな事は無かったです。

 

盤もジャケ裏も摩訶ですね。
会社の電話番号とか担当者が載ってるって、やはり見本盤らしい。

ガンジー」て誰だよ?っていう。

摩訶レコード:私たちになりたくて

前回のブログで、秋元康氏の摩訶ワークスに関してちょっと触れましたが、
ちょっと前に『ここにも手出していたんだ』と気付いたものがあったので、
今回はそれを取り上げてみます。

 

「私たちになりたくて」という曲。
1995年のリリース。
作詞:秋元康、作曲:井上望、編曲:岩崎文紀。

 

作曲の井上望さんですが、名前に覚えがあり、調べてみたら
「ルフラン」という曲でデビューした元アイドル歌手でした。
なぜ覚えがあったか、というと、井上さんがデビューしてすぐ後、
月刊明星だか平凡にその年にデビューした女性歌手の座談会みたいな
記事があって、そこで井上さんが『プロレスの藤波辰巳さんが好き』
と述べていたのです。
僕も藤波さんのファンだったので、そこで親近感を持ちましたね。
井上さんは後にモト冬樹氏のお兄さんのエド山口氏と結婚されました。

 

で、この曲ですが、テレビアニメ「美少女戦士セーラームーンSuperS」の
EDテーマでした。
秋元氏、セーラームーンにも手を伸ばしていたんですね。
いやはや、雑食というか何というか・・・

 

で、歌っている方なのですが、これまた驚きでした。
藤谷美和子さん。

 

CDジャケで歌手名を明朝体でって、なかなか無いような印象。
藤谷さんの顔写真くらい入れてあげてもいいのに。

 

ウイキペディアを読んでいただければ藤谷さんがどういう方か判りますが、
当時は普通というかまともというか、特に変わった点は無かったと
記憶しています。
女優としても歌手としても昇り調子だったのではないかな。
この仕事があっておかしくなった、とは考えすぎでしょうか。

 

混ぜるなキケン的な曲になるかな、と思ったのですが、
全くそんな感じはなく、藤谷さんの歌唱に儚さがあって、
むしろクオリティの高い曲となっていますね。
とはいえ、秋元氏の歌詞の”乙女チックな言葉選び”には
なんだか背中に冷ややかなものが通り抜けます。

摩訶レコード:さらばルバング

女探検隊の「さらばルバング」。


70年代後半から80年代後半まで、テレビ朝日系列の番組、
水曜スペシャル」で人気を博したのが
川口浩探検隊シリーズ」。
俳優の川口浩さんが隊長となって、世界各地の秘境を探検する、
という企画でした。

 

で、僕には記憶が無いのですが、どうやら女性だけの探検隊での
企画もあったようで、しかもシリーズ企画だったようなのです。
この曲はそのテーマ曲となっています。

 

隊員は7名の女性。
ネット検索してみましたが、情報を得られませんでした。

 

「ルバング」ですが、これはフィリピンのルバング島
第二次世界大戦の最後の日本軍投降兵、小野田寛郎さんの一件で
一躍有名になった島ですね。

 

1985年リリース。

作詞が秋元康、作曲が佐久間正英、という大物二人。

 


女探検隊 参上! OH!

ああ さらばルバングよ
ああ さらば同志よ
我が心の灯 南十字の星よ

ああ さらばルバングよ
ああ さらばロマンよ
我が青春時代の 血と汗と涙

遥かな日本の 故郷の地を
想いて 誰かが吹くハーモニカ

散り 散る 散れ 散よ
AH 女の花よ

 


いちおうは小野田氏目線での歌詞なんでしょうか。
曲中で転調して行進曲風になるのが印象的。
サビ部分裏で「イチニ!イチニ!」という掛け声も聞こえます。

 

秋元氏の摩訶ワークスに関しては、以前にもこのブログで
何回か取り上げていますが、1985年頃はおニャン子クラブを手掛けて
世に出る前後と考えると、こういった「汚れ仕事」も
積極的に受けていたのかなぁ、なんて。

 

摩訶レコード:BOKU NO ATAMA

今回も洋楽です。
ポール・ギルバートの「BOKU NO ATAMA」(ボクの頭)。

 

RACER X、MR.BIG、あるいはソロ活動を行っている
超絶技巧ギタリストのポール。
彼を一躍メジャーにしたのは、MR.BIGでのマキタの電動ドリルでの
ギター奏法でしょうかね。

 

僕は好きなギタリストで、過去2~3回はライブを観に行きました。
思い出すのは、MR.BIG横浜アリーナでのライブの際、
ギターに「菊水」とペイントしてあって、
『何のこっちゃ?日本酒の菊水?』と思って後で調べたら、
菊水の味に感動して、ボトルのデザインを取り入れたギターを
アイバニーズ(メーカー)に注文し、ツアーで使用したのだとか。

 

奥様が日本の方なので、それが理由かどうか判りませんが、
一時期は大塚か駒込に住んでいたという話もあったはず。
また、フジテレビの番組「LOVE LOVEあいしてる」出演時には
「北風一郎」という日本人名を付けて貰いました。

 

2005年リリースのアルバム「Space Ship One」に収録された曲。
3分に満たない楽曲です。
日本語歌詞で、ポール自らが歌っています。

 


ボクの頭は トマトで出来ている
でもトマトのほうが 茄子より好きだよ

ボクのハートはイチゴで出来ている
でもイチゴのほうが 梨より好きだよ

あなたのハートは 何で出来てるか

 


滅茶苦茶可愛いというか、ほのぼのした歌詞。
ポールの歌も朴訥とした感じ。
以前にRACER Xというバンドでバリバリのメタルギターを弾いていた
ポールとは思えません。

 

曲調は、NHKの「みんなのうた」で流れててもおかしくない
やんわりした曲調。
また、ポールの「ビートルズ大好き」感も溢れたもの。
ライブでやった事無いだろうなぁ。

 

 

全く関係ないのですが、今回このブログを書いていた時に、
明石家さんま氏の漫談というか小噺を思い出したので書きます。

 

さんま氏がソープランドに行った時の話。
そこにいる女の子の源氏名は、全員が果物の名前が付いています。
レモンちゃん、ストロベリーちゃん、アップルちゃんらは
人気なので呼べませんでした。
さんま氏、『仕方ないわ、もう誰でもええわ』と待っていた所、
身体中がシミだらけの女の子が来ました。


さんま氏『キミ、名前は?』
女の子『梨です』


チャンチャン!