摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:競馬人生

今回紹介するのは、NHK紅白歌合戦に出場歴もある
大月みやこさんの「競馬人生」です。

f:id:Baka_Records:20170901203650j:plain

大月さんご自身が競馬ファンかどうかはさておいて、
競馬予想紙を手にしてる大月さん、結構サマになっていますね。
今でこそ競馬場や場外馬券売り場には普通に若い女性が訪れていますが、
この頃はまだ若い女性には敬遠されていた時代でしょうから、
その意味では当時としては思い切ったジャケ写なのかもしれません。

ジャケットの「ケイシュウNEWS」は、「競馬の神様」と呼ばれた
大川慶次郎さんが予想を寄稿していた記憶があります。
ちなみに僕は片野TMのポエムを読むのが楽しみだったので、
勝馬」を結構買っていました。

作詞がなんと小島太さん。
「フトシ」でお馴染みの、元騎手で現調教師の小島太さんであります。
僕は世代的にも、サクラチトセオーサクラバクシンオーあたりが
記憶に残っています。
(バクシンオーのスプリンターズSでは助けられた記憶が)

その歌詞ですが、「競馬人生」という事で、競馬(ギャンブル)にのめり込んで、
人生破綻した歌なのかなぁ?とも思いましたが、
さすがにそうではありませんでした。
人生(というか恋愛事情)を競馬に見立てたもの、と思います。

馬い話に すぐ乗せられて
いつも怪我する お人好し
あなた見てると ジョッキージョッキーするわ
だからわたしが この手綱
強く引いたり ゆるめたり

勝つと思うな 思えば負けよ
歌の文句が 身に染みる
取られ取られて 最終レース
写真判定で また取られ
軽い財布に 重い足

洒落というか韻を踏んでる部分もありますね。
ジョッキージョッキーするわ、は、いささか強引かとも思いますが。

競馬ファンの僕としては歌詞的に、『もっと深い所に踏み込んで欲しかった』。
とはいえ、これ以上競馬用語を入れてしまえば
一般の聴き手には伝わりにくいのでしょうね。

曲中に、ハイセーコーがNHK杯を勝った時の実況も入っていることから、
当時のハイセーコーブームに乗っかれ、という感じで
企画されたレコードなのかなぁ、とも思え、
『さすが昭和だなぁ』と感心しますね。