今日の午後、西城秀樹さんの訃報を知りました。
数年前に脳梗塞で倒れた事は知っていましたが、
その後は回復に向かっていたようだったので、
まさか!?と驚きました。
西城さんは僕が物心ついた時には既にスターで、
男性歌手では初めてカッコいい!と思った歌手です。
歌声もさることながら、やはりダイナミックなアクションですよね。
あの頃はあんなに激しく踊りながら歌う人なんて
ほとんどいなかったと記憶しています。
それでいて音程も外さないのですから、大したものです。
その頃はまだ「ロック歌手」なんて意識は僕の中には無かったですが、
今にして思えば、僕が初めて体験したロック歌手なのかもしれません。
衣装からして、いかにもロック歌手って感じでしたよね。
印象深い曲は、阿久悠さん作詞、三木たかしさん作曲の「ジャガー」ですかね。
曲中の台詞、『君が死んだら俺も死ぬ、でも俺が死んでも君は死ぬな。』
なんて哲学的なのでしょう。
「薔薇の鎖」も、タイトルからしてカッコいい。
勿論、「ブーメランストリート」も「ギャランドゥ」も。
ハードロックファンには御馴染みの「ナイトゲームス」も。
今思い出しましたが、生放送の歌番組「ザ・ベストテン」で、
「炎」という曲がランクインした際に、どういういきさつか判らないのですが、
曲の途中で西城さんが素手で氷柱を叩き割るという演出があって、
見事に割った事は割ったのですが、西城さんの手から血が流れてるのが
ばっちり映ってしまったという出来事があったと思います。
ハードロックやヘヴィメタルがお好きだったようで、
確かW.A.S.P.というバンドのライブに行って、ドラムのスティックをゲットした、と
雑誌で読んだ記憶があります。
70年代だったからソロ歌手でのデビューだったけど、現在だとするなら
西城さん、メタルバンドでデビューするんじゃないかなぁ、なんて勝手に妄想します。
心よりお悔やみを申し上げます。