今回は、小宮四郎安光(こみやしろうやすみつ)という方の
「東部警察防犯歌」という曲を紹介します。
ちょっとパパイヤ鈴木さんに似てるかな?
調べたところ、小宮さん、既に他界されていました。
福岡県大牟田市出身のシンガーソングライター。
21歳のとき歌手を目指して上京。スナックや歌謡教室を営みながら活動。
1990年にC型肝炎、1997年に肝がんを発病。
余命を告知された後、治療薬開発を支援するコンサートを企画。
1998年3月コンサート開催直前に他界、との事です。
同じ大牟田市出身に四郎国光という有名な刀匠(?)がいたようで、
芸名はそこから貰ったのではないでしょうか。
1981年のリリース。
作詞作曲も小宮さんご自身でされています。
曲調は明るいポップス。
問題は歌詞と歌い方なのですが、物語をメロディに乗せて軽快に延々と喋くる、
というもの。
歌というものではなく、まるでお経というかラップのような感じで、
聞いて僕は、RUN-D.M.C.とAEROSMITHの「WALK THIS WAY」を思い出しました。
あれは1986年の発表ですから、小宮さんは5年も早かった訳です。
歌詞ですが、簡単に書くならば
逆ナンされた男がホテルでいい思いをしたけれど、
寝てる間に貰ったばかりのボーナス袋を取られてしまった。
皆さん気をつけましょう、というような内容。
なるほど、防犯歌ですね、というオチがあります。
さて、このレコードはB面が異なる歌い手の曲となっており、
こちらのほうも結構興味深いものとなっていますので、
次回にでも紹介します。