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摩訶レコード:私はロボット

今回紹介するのは、石丸奈津子さんという方の「私はロボット」。

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曲名に「ロボット」が入る曲では、
1980年リリースの榊原郁恵さんの「ロボット」が思い浮かびますが、
それ以来のロボット歌謡曲だった、と言って良いでしょう。

 

石丸さんのデビューシングルで、1985年のリリース。
同期には、浅香唯さん、吉川晃司さん、中山美穂さん、南野陽子さんらが
いらっしゃるので、激戦な年でのデビューだったのですね。
失礼ながら、当時の僕はご存知ありませんでした。

デビューのきっかけが、日本テレビ系で放送されていた
「歌まねふりまねスターに挑戦」に出演した際に、司会の西川きよしさんに
スカウトされたとの事のようで、なぜきよしさんが気に入ったのかが謎です。

 

当時17歳という事ですが、本当かなぁ?
キャッチフレーズが「なんなんだ、なつこ」だそうで。

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この曲の作詞作曲は古田喜昭さんという方。
調べてみたら、シュガーの「ウエディング・ベル」を手掛けた方でした。

曲調はノリの良いテクノポップで、メインメロディが耳に残ります。
僕はこの曲を最初に聴いた時、1980年にヒットした
「ジェニーはご機嫌ななめ」にどことなく似てるなぁ、と思いました。
石丸さんの声も、「ジェニー~」を歌っていたジューシー・フルーツ
イリアさんに似てますね。
イリアさんはファルセットで歌っていたそうですが、この曲での石丸さんも
地声では歌ってなかった、という情報もあります。

 

歌詞の内容は、今まで振られたことがない女の子が、
男に振られたけど、私はロボットだから泣くわけないじゃん。
涙に見えるのは、目元のネジが少し緩んでオイルが漏れただけ。
という、意地っぱりなもの。

曲中にはロボット的な
アンミツ タベタイ』 (あんみつ 食べたい)
マチアカリ キレイ』 (街灯り きれい)
という謎の男性的な声が入っていますが、石丸さんが声を変えてるのかなぁ?

 

オリコン最高位が43位だったそうで、結構ヒットしたのにも関わらず
お名前があまり知られてないのは、
やはり同期のライバル達があまりにも強力だったからでしょうかね。。。