今回は、恵美(フィーミー)という女性の「マジック・ファイヤー」という曲。
本名がシャウ・フィーミーという、国籍が台湾の方。
ただ、東京生まれで東京育ちという情報もありました。
1972年デビューの、山本リンダさん的な芸風の方だったようで、
それはジャケ裏の写真からも推測されます。
これは1974年リリースの4枚目で、かつラストシングルのようです。
それまでレコード会社はRCAだったのですが、これはテイチクになっています。
作詞:ささきひろと、作曲:トム・チャップマン、編曲:宮川泰。
『トム・チャップマンってニュー・オーダーの?』と一瞬思いましたが、
流石に年代が違うので別人ですね。
黒い魔法の力は切れたわ (ファイヤー!)
彼の魂さらっちまうのよ (ファイヤー!)
いのち 燃やせ 熱く 燃やせ
彼が 彼が 生きる力なの
たくましく 明日の日へ向かって行く
叫びさ
(ファイヤー!)
やたら格好いいハードロック調の曲で、フィーミーさんの歌声も良く、
今の世の中ならSuperflyあたりがカバーすれば似合いそう。
演奏は日本エレキギター界の大御所、寺内タケシさんのバンド。
曲中に聞こえる「ファイヤー!」もそうですが、
間奏部分で「ウッ!」とか「キャァァオ!」とか、
所々で聞けるクセが強く奇声とも思えるシャウトが病みつきになる名曲です。
これ、フィーミーさん本人のシャウトなのかな?