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摩訶レコード:痛い痛い痛いのよ

今回は應蘭芳の「痛い痛い痛いのよ」です。

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應蘭芳(おう らんふぁん)。
ロンドン生まれのハーフで、女優でもありタレントでもあり
歌手でもあったようです。
11PM」のアシスタントを務めたり、ドラマ「プレイガール」にも
初代メンバーとして出演されてたとか。

 

1969年のリリース。
"失神ソング"の第二弾との事で、なぜ失神ソングなのかというと、
この曲の過激さもさることながら、過去に女性雑誌のインタビューで
『私、あの時はいつも失神するの』という発言を行って、
「失神女優」と呼ばれていたからだそうです。
おかげでこの曲は放送禁止曲に指定されたのでした。

 

脱線しますが「失神」というと、昔の全日本プロレスで、
大きなタイトルマッチになると必ずと言っていいほど
選手同士のいざこざに巻き込まれ失神し、勝敗が有耶無耶になる
「失神レフェリー」のジョー樋口が思い出されるなあ。。。

 

作詞:佐伯孝夫。作曲:鈴木庸一。編曲:竹村次郎。

 


思い出すたび 涙が出るから
こころ こころ
こころ チクチクいたむから
あの日のことも あのひとも
むかしの夢と 忘れたいのに
恋のかけらが また胸刺して
痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い
痛いのよ

 


歌の途中で吐息を入れたり、途中メロディに合わせるのを止め
妖しく語り掛けるようにしたり、喘ぎ声を入れたり、
なかなかアレンジが凝ってますね。
常に発情してる、という感じがとても良いです。
以前このブログで紹介した浜夏子さんの「熱い仲」
https://baka-records.hatenablog.com/entry/2019/05/17/190324
と共に、発情系レコードと認定しましょう。

 

應さん、過激な演出を要求され続け、セクシー路線に嫌気がさして芸能界を引退。
それを癒したのがなんとスカイダイビングで、1994年のスカイダイビング選手権で
日本チームの団長として活躍したそうです。
変わり身すげぇなあ。