今回は少年隊の「デカメロン伝説」。
少年隊についての説明は流石に割愛。
デビュー曲「仮面舞踏会」に続く2枚目のシングルで
1986年リリース。
「仮面舞踏会」が大ヒットしたので、てっきり、
これもオリコン週間１位になってただろうと思ったら、
２位止まりだったようです。(１位は調べてない)
それでも少年隊のシングル・セールスでは、
「仮面舞踏会」、「君だけに」に続く３番目のヒット曲。
秋元康さんがジャニーズ事務所の歌手の作詞を手掛けるって
当時は珍しかったんじゃないかなぁ？
僕は当時「デカメロン」の意味が判らず、歌詞も読まず、
でっかいメロン＝女性の大きな胸＝巨乳、の比喩では？
と勝手に思いました。
ジョヴァンニ・ボッカッチョの創作詩の
「デカメロン（十日物語）」に由来するんだそうです。
冒頭から流れる音声「ワカチコン」は錦織一清メンバー。
特に深い意味はないとの事。
B面の「ペパーミント夢物語」の編曲者の新田一郎さんの
スペクトラムというグループの「トマト・イッパツ」の
歌詞「ワッチコン」から遊びで取ったようですね。
芸人のゆってぃのギャグで
『ちっちゃい事は気にしない、ワカチコ ワカチコ！』
での「ワカチコ」は、これからの引用だと思うし、
昔の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！」の
一時期のフリートークの出囃子にあった
『松ちゃんバカチコ！浜ちゃんバカチコ！客バカチコ！』
での「バカチコ」も、これからの引用だと思うのです。
それに続く、「ドレミラ～ミレド ラシドミ～ドラソ」も、
ただ音符を読んだだけでもっと意味がないと思われますね。
なんかこのへんは秋元さんが面白がって『入れようよ』って
言ったような気がするんですけどね。
あるいはジャニー喜多川さんが『YOU、入れちゃいなよ』とか？
知らんけど。
「仮面舞踏会」が割とシリアスな雰囲気だったからか、
この曲は明るめ・陽気に変えてきた感じがしますね。
Youtubeで「夜のヒットスタジオ」で歌ってる様子を見たけど、
歌う前も途中も最後も『めっちゃ踊るなぁ！』って具合で、
よく息切れずに歌えるなぁって思った次第です。
