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摩訶レコード:MIDNIGHT DANCE

今回は坂上忍の「MIDNIGHT DANCE」です。

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今や、売れっ子・大御所でもある、子役上がりの坂上さん。
若かりし頃は何枚かのレコードをリリースされていました。

 

十代後半から二十代前半にはロック色が強い曲のリリースが多く、
この曲もイギリスのロックシンガーであるビリー・アイドル
80年代に全米で大ヒットさせた「Rebel Yell」の日本語カバー。

 

これは1985年のリリースで、12インチアナログ。
7インチじゃない所に意気込みのようなものを感じますね。
当時のロック系のアナログシングルは、クラブ(ディスコ)を
意識していたのか、12インチが多かったような記憶があります。

 

A面が「MIDNIGHT DANCE」と「ダンスの夜に愛を交わそう」。
「ダンスの夜に~」は、これまたイギリスのロックグループの
デュラン・デュランの「Careless Memories」の日本語カバー。
B面が「愛を見失う前に(Love Love Love)」。
これもアイルランド出身のギタリスト、ゲイリー・ムーア
「Love can make a fool of you」のカバー。
実はこの曲が目的で僕はこのレコードを購入しました。
某ラジオ番組で『坂上忍ゲイリー・ムーアの曲をカバーしてる』
という事を最近知り、ゲイリー好きな僕は俄然興味が沸いたのです。
ちなみにこの曲は浜田麻里さんもカバーしているバラードの名曲で、
坂上さんのほうが浜田さんよりも先にカバーしていたのです。

 

で、「MIDNIGHT DANCE」ですが、「Rebel Yell」の完全カバー
と言っても差し支えないでしょう。
日本語作詞も坂上さんご本人が手掛けています。
ビリー・アイドル自体がパンク出身のシンガーなのですが、
当時の坂上さん、こういうスタイルを目指していたのか、と。
先入観無しで聞いたら、『悪くないじゃん』って思いましたね。
歌詞の『夜になると』『いやぉるになるとぉ』と歌う所などは、
この何年か後に雨後の筍のように出てくる
ビジュアル系バンドのボーカルの”はしり”のようですし。


Youtubeでも当時の映像が見れて、若い女性の声援も聞こえますね。
その女性達は現在でもバイキング見ているのかなぁ?
黒歴史にするには、ある意味、勿体無いと思いますけどね。