今回は、谷口美千代さんの「三味線師ロンリー・ブルー」。
「どうしても必要だったの?」な MICHIYO TANIGUCHI のアルファベット表記に笑
なかなかパンチが効いたジャケ写。
ブラウスの上から百均で売ってるような謎のアルミ箔を
巻きつけているのは何なの?
谷口さん、現在は30年ぶりに歌手でも活動されているようです。
(谷美千代、と改名)
ご本人のインスタがありましたし、Youtubeのこの曲の動画に
ご本人がコメント付けています。
1981年にリリースされたこの曲。
ものまね歌手としても活躍された演歌歌手の原田ゆかりさんも
1986年にリメイクしています。
テクノ演歌、またはディスコ演歌と言ってもいいような曲調。
「三味線師」と謳ってる割に、曲中に出てくる三味線部分は
イントロしかありません。
谷口さんの歌唱は演歌的・民謡的なので、
ジャケ写でのアイドル的な装いもアンバランスさを醸し出しています。
「三味線弾きに恋をした女性」。
『よくぞこんな設定の歌詞を書こうとしたなぁ』と感心します。
大半は演歌や歌謡曲に似合うと思われますが、
ロンリー・ロンリー・ブルー、や、フォーリン・ラブというフレーズが
現れるあたりがなかなかの摩訶ポイントだと思います。
そして、これに似たような曲が11年後に登場します。
冠二郎さんの「炎」。
アイ・ライク・演歌、や、セイヤ!というフレーズが登場する点では、
この曲と共通点があると思いますね。