摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:愛の狩人

今回は、平田満の「愛の狩人」。

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 蒲田行進曲」のヤス、「北の国から」で純の靴を探してくれる警官役の
俳優の平田満さんとは別人。

 

プードルヘアジャケに釣られた一枚。
このブログではお馴染みの、プリンスレコードの王子様こと
和田たかしさんに似てるし、

https://baka-records.hatenablog.com/entry/2017/09/10/141024
映画「野獣死すべし」での鹿賀丈史さんにも似ているルックス。

 

1976年のリリースで、オリコン最高位21位、10万枚以上の大ヒット。
僕は全く記憶にありません。
シングルレコードとしてヒットしたのはこれ一曲だけで、歌手としては
所謂一発屋のようですが、作詞作曲などのお仕事もされており、
そのへんは「幸斉たけし」でウイキペディアを参照して下さい。

 

作詞:本野丈弾、作曲:金野孝、編曲:土持城夫。
ちなみに作曲の金野孝とは作曲家の浜圭介さんの本名だそうです。

 

東北弁ラップの先駆けと評されるナンバーで(実際は北海道弁)、
ディスコ・ファンク調のしっかりとした演奏にコミカルな歌詞・民謡を交えた曲。
平田さんの歌唱力は高いですね。
所謂「いなかっぺ歌謡」と一括りにするのはいささか乱暴ですが、
吉幾三さんが「俺は絶対プレスリー」で一躍有名になるのが翌年の77年で、
それより若干早かった訳です。

 

B面の「札幌-長崎おんな達」は、札幌から長崎へ南下してゆく土地土地で
出会った女性達を歌った内容ですが、ジュン子・ひろみ・ももえ、等、
当時活躍していた女性歌手の名前が出てくる歌詞となっており、
こちらも興味深いです。

 

平田さん、志村けんさんでお馴染みの「東村山音頭」もシングルで発売しており、
志村さんよりリリースは早いのですが、志村さんが「8時だヨ!全員集合」で
発表したほうが早く、平田バージョンが元祖では無いという事です。
志村さんバージョンが国民的になりすぎて、こちらは全く話題になりませんでした。