間宮ひろしの「新宿野郎」。
角刈りで太長眉、って、実写版の両津勘吉が似合いそう
Daiei RECORDS、と左上にありますが、
かつての大映株式会社が設立したレーベルですね。
間宮さん、どうやらもう1枚ほどシングルレコードを
リリースされてるようですが、
それ以上の詳しい情報が見つけられません。
これは1968年のリリースの2枚目のようです。
こっちを聞いてからB面を聞いたほうがより味わい深くなるので、
A面である「りんごっ娘ヤーイ」に触れなければいけません。
予想通りの、ポロロンギターから始まる郷愁カッペ演歌。
ふるさと青森での淡い初恋の思い出、といった歌詞。
台詞というか叫びが曲中に入りますが、
叫ぶ、といっても「ギャー!」とか「ウォー!」というものではなく、
夕陽に向かって叫ぶ、というもの。
「さよならー!」「好きだよー!」は判りますが、3番の
「遠いなー!」は判りません。
で、B面の「新宿野郎」。
作詞:服部明郎、作曲:速見徹、編曲:池田孝。
「りんごっ娘ヤーイ」と曲調がガラッと変わって激しめ。
ヤヤヤヤーヤヤという女性コーラス。
A面だけだと気付かなかったけど、間宮さんは歌い方のクセが強め。
A面を踏んだ上で聞くと、上京してすっかり人が変わった、
という感がありますね。
『俺は都会人』感を前面に押し出してるって具合の歌詞。
俺は俺は俺は 新宿野郎さ 若いんだ
プラスマイナス ゼロなんだ
ネオンピカピカの 燃える町
いかすあの娘を 見つけたら
エレキのように エレキのように
吸いつけろ
プラスマイナスゼロ、というのの意味が、僕が考えるには、
田舎者+都会人=ゼロ、という事なのかなぁ?
エレキのように吸い付けろ、はサッパリ判りません。
ギターの事なのか?だとしたら、吸い付けろ、とは?
まさか掃除機?