参った。
今年は僕にとって辛い事が続く一年らしい。
ボーナスがやたら少なかったり、行きたかったライブに行けなかったり、
仕事では無理難題言われたり嫌いな人とペア組まされたり。
先日は母親が亡くなり、そして今日、アントニオ猪木さんが亡くなった。
片翼をもがれた気分です。
ビートたけしさんと並んで、猪木さんは僕の人格形成に大きく影響を与えた人。
そしてまた、英雄像そのものでした。
小学生低学年の頃は、ロボットアニメや特撮ヒーローに憧れていたけど、
所詮は実在しないもの。
ところが小学生高学年になりプロレスを見て、実在するヒーローを知る訳だから、
そりゃ夢中になりますよ。
確か赤いタオルとか持ってたもんね。
僕が初めて買ったLPレコードも「燃える闘魂」っていうLPレコードだし。
あの頃は全日に比べて新日はギラギラしてましたね。
猪木さんの持つ雰囲気そのまま、という感じ。
猪木さんは体型が恰好よかった。
逆三角形で、プロレスラーとしては理想の体型なんじゃないの?
猪木さんのベストバウトは何か?
日本人同士という事であれば、断然88年8月8日の藤波辰巳戦であろうか。
負けなかった猪木、勝てなかった藤波。
プロレスを見て泣いたのはあれが最初で最後(今の所)。
僕にとってはあの試合は、競馬で言えばメインレースで、
あの後の試合は12Rみたいな感じですね、悪いけど。
外人選手だったら誰かなぁ?
ボブ・バックランド、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン。
やはりIWGP決勝でのハルク・ホーガン戦かなぁ。
あの結末は誰も予想できなかった。
いい意味でも悪い意味でも「裏切り」だったなぁ。
現在の総合格闘技があるのは、猪木さんのおかげでしょ。
猪木さんが「アリと戦う」って言ってなければ、現存してるかどうか・・・
猪木さんの実物を見たのは、猪木さんが引退してからなんです。
現役時代の試合は生で見ていない。
いつだったか新日を見に行ったら、選挙応援なのか新潟入りしていて、
途中の休憩時間に出てきた。
考えれば『元気ですかー!』は現役時代はやってなかったから、
あれはあれで得した、と思う事にしよう。
『出る(戦う)前に負ける事考える馬鹿いるかよ』は、心に刻まれている。
これからも何かある度にこの言葉を思い出して行きたい。
猪木さん、どうもありがとうございました。