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摩訶レコード:テイク・ア・チャンス

盛り上がりを見せているWBC
助っ人外人のヌートバーが思いのほか活躍しています。
彼の「ペッパーミル」ポーズも流行になっていますね。

 

調子&流行に乗っかって、勢いでペッパーミルを買ったものの、
『考えてみりゃ、うち、和食中心だから、そんなにコショウ使わねぇな』
と後悔してる人は、たぶん全国に30人くらいはいるはず。。。

 

助っ人外人といえば、グリーンウェルトマソン、マントといった
大活躍して話題になった超一流選手がすぐに思い浮かびますが、
今回取り上げるのは元読売のウォーレン・クロマティ
その彼がドラム&エグゼクティヴ・プロデューサー(笑)として参加している
クライムというバンドのアルバム「ティク・ア・チャンス」を紹介します。

 

1988年のリリース。
なんでも、6月に死球を受けて骨折し、残りのシーズンを棒に振ったのに、
そのオフシーズンにリリースされたアルバム。

 

『骨折したのにドラムは叩けたんだ』というのが素朴な疑問ですが。。。
そのドラムプレイに特筆すべき点は無く、終始リズムを淡々とキープするばかり。
野球での元気ハツラツ&闘志溢れるようなものは感じられません。
バックボーカルも無しです。

 

本当に叩いたのかなぁ?
話題作りの名前貸しだったりして。
Youtubeに日本の何か番組に出演した時の映像があり、
そこでは叩いている彼の姿が見れますが、アテぶりかもしれませんからね。
ライブ活動してたような情報もありませんし。
今となっては藪の中です。

 

肝心のアルバムの楽曲のほうは悪くありません。
むしろ僕は好きなタイプです。
僕がBURRN!的レビューをするとしたら75から82点くらいは付けていいかも。
ボーカルが拾い物と思えるくらいに上手いです。
フォリナーやボストンやTOTOにも通ずるAOR的ロック。
ラッシュのゲディ・リーやフォリナーのルー・グラム、
元レインボーのデイヴ・ローゼンタールらが参加しています。
作曲にもラス・バラードやビリー・スタインバーグというヒットメイカーを起用。
アルバムの中からEPで2枚のシングルカットもされています。
日本だけのリリースだったようですね。

 

どれくらい売れたか判りませんし、中古盤屋でもあまり見かけませんが、
その手のロックがお好きでしたら、発見したら即座に購入する事をお勧めします。
価格もそんなに高くなっていないようですし。