「ダンダダン」というアニメがここ数日話題になっていましたね。
僕としてはその響きは、昔いた男性演歌歌手を思い出します。
段田男(だんだだん)。
今回はこの人の1986年のデビュー曲「玄界灘」を取り上げます。

本名は深谷 委宏(ふかや ともひろ)。
週刊明星の公募で20代のOLが名付けた芸名だそうです。
漫画「侍ジャイアンツ」の主人公の番場蛮からでも引用したのかなぁ?
ですが段田さん本人はこの芸名が嫌で嫌で、一晩泣きはらしたと
インタビューで言っていたようです。
なんて罪作りなOLでしょうか。
しかしながら逆に功名となり、若者の間で話題となって、
フジテレビ『夕やけニャンニャン』の準レギュラーに大抜擢されます。
さらには日本歌謡大賞、日本有線大賞など、13の新人賞を受賞し、
将来を嘱望されます。
2枚のシングルと1枚のアルバムを発表した後、
原因不明の精神・体調不良に見舞われ歌手活動を休業。
1989年に所属事務所の社長から解雇を告げられ、
わずか3年の活動期間で芸能界を引退、となりました。
う~ん、やっぱり芸名なのかなぁ・・・
だとしたら、どうしてくれるんだよOLさん!
作詞:吉田旺、作曲:市川昭介。
曲名が示す通り、男っぽいバリバリの演歌ですね。
1980年頃にヒットした村木賢吉さんの「おやじの海」に似ているかな、
と思いました。