「チコタン~ぼくのおよめさん~」。

僕がこの曲を聞いたのは小学校5年か6年の時でした。
音楽の時間にレコードで聞かされました。
平成生まれ以降のキッズは知っているのかなぁ?
現在の小学校でも聞かせたりするのでしょうかね?
初レコード化されたのは1969年のようです。
「こどものための合唱組曲」で、昭和44年度芸術祭優秀賞を受賞。
ひばり児童合唱団や西六郷少年少女合唱団が歌唱したものが存在します。
作詞:蓬莱泰三、作曲&編曲:南安雄。
曲はドラマチックで壮大。
演劇的要素も含んでいて、5パートに分かれていますね。
こんな具合。
(1)
少年(ぼく)が同級生の「チエコ」(チコタン)に恋心を抱き、悶々とする。
(2)
少年、緊張でどもりながらも思い切ってチコタンに告白。
(3)
チコタンは魚嫌い。少年の家が魚屋であるが故にあっさり撃沈。
両親に行き場の無い怒りをぶつける少年。
(4)
ところがチコタン、エビ・カニ・タコは好きであるということが判明。
少年は『ならばエビ・カニ・タコだけを売る日本一の魚屋になる』宣言し、
チコタンと将来結婚することを約束する。
(5)
チコタン、突如暴走ダンプに吹っ飛ばされて死ぬ。
衝撃を受けた少年は『殺したのん誰や!?』と大いに取り乱し発狂寸前。
最後は『アホーーーー!』叫び、曲は終わります。
かなりの衝撃的な展開に、小学生の頃に初めて聴いたが故にショックを受けた
方々は多く、中にはこの曲がトラウマになった方もおられるようです。
今までは、交通事故で大切な人を失くした悲しみ・加害者に対する怒りと、
車社会の悲劇・警告を扱った曲、と思っていましたが、改めて聞くと(3)では
『なんでもう一人産まなかった?この家を継がなきゃじゃないか!』と、
後継ぎ・世襲問題なんかも扱っているやん、と思ったりもして。
アニメ化や演劇化もされたようですが、観た事はないですね。