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摩訶レコード:じょんがらゴーゴー

今回紹介するのは、ザ・トーイズというGS グループの

「じょんがらゴーゴー」という曲です。

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1960年代後半に活動していた、インドネシア人のボーカルと日本人4人で構成された

グループ。バンド名を座頭市から取ったという説もあります。

この曲は1968年に彼らがリリースした唯一のEP、「お宮さん」という曲のB面の曲。

作詞:いわせひろしさん。作曲:池田孝さん。

先ほども書きましたがボーカルがインドネシア人ですが

日本語の歌唱に違和感を感じません。


曲調はノリの良いスピーディーなGSサウンドって感じを受けました。


さぁ みんなで踊ろう ゴーゴゴー

さぁ みんなで踊ろう ゴーゴゴー

ゴー ゴー じょんがら ゴー ゴー じょんがら

姐さも 若衆も ベココも ゴーゴゴー

岩木の お山の お猿も ゴーゴゴー

つんつん津軽は じょんがら祭りだ

ゴー ゴー じょんがら ゴー ゴー じょんがら


歌詞もユニークですが、それよりもとにかく演奏力の高さに驚かされます。

特にギターの長岡和幸さんという方。

寺内タケシさんの直系(お弟子さん?)らしいですが、

とにかくピッキングの速さと正確さには舌を巻きます。


リッチー・ブラックモアは勿論、元祖速弾きギタリストと言われている

テン・イヤーズ・アフターアルヴィン・リーがまだ知名度が高くない頃に

日本にここまで弾ける方がいたとは、驚きです。


後にクイーンのブライアン・メイが「ブライトン・ロック」で

三味線奏法を披露しますが、

まさか長岡さんのこの奏法を参考にした訳じゃないだろうなぁ・・・?

プロフィールを読むと、長岡さん、「女性に興味なしという変わり者」だそうです。

 

ちなみにA面の「お宮さん」は、尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説、

金色夜叉」をテーマにした曲で、こちらも興味深い曲でした。


リイシュー盤のEPレコードなら比較的簡単に入手できると思います。

(僕も持っているのはこちらのほうです。)