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アイアン・クロー

映画「アイアン・クロー」を観てきました。
”アイアン・クロー”はプロレス技で、手で対戦相手の身体の何処かを
力一杯掴んで握り潰す、というものです。

 

その技の使い手で、「鉄の爪」との異名を持った
往年の名レスラーであるフリッツ・フォン・エリック一家に降りかかる
不幸を描いたノンフィクションです。

 

親父のエリックは勿論、男だけの息子達もプロレスラーという一家。
ケビン(次男)、デビッド(三男)、ケリー(四男)は僕も覚えています。

 

主人公は次男のケビン。
てっきり長男かと思ってましたが、長男は幼くして亡くなってたんですね。
ケビンは兄弟の中では一番線が細かったと記憶しています。
珍しく裸足でリングに上がるという事も覚えていて、
『あ~、そうだったなぁ!』と懐かしく思いました。

 

ケリーが一番身体が大きく、レスラーとして才能があったと思います。
世界王者にもなっているし。
ただ、事故で足を切断して、義足でリングに上がっていたという事は
記憶になかったので驚きでした。

 

対戦相手として劇中に出てきていたのは、
Bブロディ、Hレイス、Rフレアー、Fフリーバーズなど。
さすがに日本人選手(馬場、鶴田)は用意できなかったか・・・

 

ちょっとは脚色はあるかもですが、実話が元になっているので
そこまでドラマチックに展開する映画ではなかったと思います。
とはいえ、中盤から兄弟達がドミノ倒しの如く次々と亡くなっていく流れには
さすがに重苦しさを感じました。

 

それとは逆に、デビッドのシャワールームでのオナニーや
ケビンのカーセックスでの童貞喪失には、
『このシーン、どうしても入れる必要あった?』と思いましたが。

 

観終わった直後は、イマイチだったかなぁ、という印象でしたが、
徐々に『あれ?なんか面白かったかも?』と気持ちが変わってきています。
もう一度劇場に足を運ぼうとまでは思いませんが、
いずれWOWOWあたりで放送あったら、また観たいと思いますね。