摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

特別重大発表(8/23)

告知です。

このたび、以下の書籍が発売される事になりました。
僭越ながら、僕も記事を執筆させて頂いております。

『思い出のバカレコード大全』(オークラ出版
■発売日……2017年9月5日(火)
■発行……オークラ出版
■定価……1600円(+税)
※全国書店、ネット書店にて発売!

 

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<執筆/インタビュー陣>
みうらじゅん
ヒャダイン
馬鹿レコードbot
ギュウゾウ電撃ネットワーク
◯マリアンヌ東雲(キノコホテル)
森本レオ
島本慶×末井昭(ペーソス)
プロ野球 音の球宴
◯フジジュン
◯松原弘一良(MOBSPROOF)他

なんと並び順が上から3番目という破格の扱い!
なんか、すみません。

みなさん、立ち読みは許しませんよ!(笑)
買ってくださいねー!!

Summer Sonic 2017

8月20日(日)、サマーソニック2017へ行ってきました。
2014年に行って以来で3年振りの2回目です。

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2014年はマリンスタジアムには移動せず、
幕張メッセだけで観ていたので判らなかったのですが、
マリンのほうには色々なイベントというかアトラクションがあるのですね。

可愛い女の子達がたくさん!。
アルコールが入ってた事もあり、午前中からエロモード入ってきて、
写真撮らせて貰ったり、一緒に写真撮ったり。
いやぁ、それが目的って訳ではないのですが、
日頃は男ばかりの職場で、若くて可愛い女の子と
話す機会なんて皆無に等しいので、とても楽しかったです。

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観たバンドは、
The Struts
TOTALFAT
X'mas Eileen
OLDCODEX
GLIM SPANKY
BAND-MAID
MAN WITH A MISSON
BABYMETAL
FOO FIGHTERS
でした。
一番良かったのはBAND-MAIDですね。
目的のバンドだったという贔屓目もありますけど。

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雨の心配もありましたが結局は最後まで降らずに、
最後の花火も観れて満足でした。

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また来年も行きたいですね~。

摩訶レコード:パパとあるこう

今回紹介するレコード。
恐らく100人中99人は、『ごく普通の曲じゃねぇか!』とか
『馬鹿レコードじゃないよ。無理矢理すぎ!』と思うでしょう。
ところが捻くれ者の僕は初めてこの曲を聴いた時に、
『なんかおかしいな・・・なんか変!』って思ったのです。
歌い手は大御所中の大御所です。
1980年の作品で、石原裕次郎さんの「パパとあるこう」です。

 

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NHKの「みんなのうた」でも放送されていたんですね。
曲調も歌詞も明るめな感じで、
父親の息子への気持ちを表したものです。

お前が生まれた日、どうってことないこの町が地球で一番素晴らしくなった。
とか
お前の笑顔を淋しい人に分けてあげよう。
という感じ。

さぁ、パパとあるこう。ララララ ララララ ラララララン。
さぁ、パパとあるこう。手を繋いで。

ええ、どうってことない歌詞です。

で、この曲は実はデュエットで、裕次郎さんの他に
太田裕之さん(以下、裕之くん)という子供さんが歌っています。
当時3~5歳ではないでしょうか。

裕之くんの『キャハハハ』という笑いや『パ~パ』という喋り
裕次郎さんの歌っている途中で合いの手のようにインサートするのですが、
それが何となく僕にはひどく邪魔に聞こえるのです。
上手く表現できないのですが、なんか裕次郎さんにまとわり付いてるって具合。
当の裕次郎さんもいつものようにディープボイスで歌っていて、
正直そんなに嬉しそうでも楽しそうでもなく(という僕の主観)、
実は内心、『うるせぇガキだな、あっち行けや!』と思っているんじゃないか?
とさえ考えてしまうのです。
裕之くんのテンションの高さと、裕次郎さんの淡々とした歌い具合の熱量の差が
僕のその思いを強くさせているのかなぁ?と。

そして僕の思い込みを強くしている理由がもう一つあります。
石原裕次郎さん自体に「父親」というイメージが無いのです。
事実、僕は裕次郎さんが父親役を演じた映画もドラマも存知上げません。
ウイキペディアで調べてみましたが、父親役を演じたものは無さそうでした。
私生活でもお子さんはいなかったですし。

という訳で、この曲はあの裕次郎さんが父親を演じた唯一の作品なのかな?と。
だとすると貴重な作品かと思います。
とはいえ、裕次郎さんは当時46歳。
ジャケット写真は若いお爺ちゃんと孫って感じなのですが。。。

 

特別重大発表(8/15)

告知です。

学研プラス様のGetNaviWeb(ゲットナビウエブ)にて、
私、馬鹿レコードbotの記事が掲載されております。

突き抜けたものが多い「馬鹿レコード」の世界
自由すぎた日本の音楽史を振り返る
http://getnavi.jp/entertainment/155285/

一度は”ある事情”から頓挫(発禁処分)となりましたが、
このたび再編集(リマスター)しての掲載となりました!

皆様、是非是非御覧下さい。

 

摩訶レコード:拳法人生

今回紹介するのは、歌手名と雰囲気モノで、
少林寺八郎さんの「拳法人生」です。

少林寺八郎
少林寺 八郎です。
少林 寺八郎ではありません
僕はこの名前だけで『何かある』と購入を決めました。

 

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この佇まい。
全く強そうではありません。
むしろ「弱そう」。
そう、普通ではなく、「弱そう」なんです。
表情。構え。これらが完璧に「弱そう」
「拳法が人生」って謳ってるのに、「弱そう」。
ちなみにこの時が22~24歳くらいのようなのですが、
中学生みたいな表情にも思えます。
ですが、なんと実際には少林寺拳法の2段を取得されたの事。

曲調はド演歌です。
尺八の音色が印象的です。
『おいおい、少林寺拳法=中国的な要素が無いじゃん』と思ったのですが、
調べた所によると少林寺拳法というのは、宗道臣という方が
日本で創始した武道であり、中国武術そのものではない、という事だそうです。
いやぁ、勉強になりました。

歌詞のほうは、スポ根的ですね。

大手広げた この世の嵐
受けてたつのが 少林寺
やるぞ拳法 七転八起

という歌詞。
この曲がリリースされたのが昭和40年代初めのようなので、
あと何年かすれば拳法ブームというか空手やカンフーブームが来るのに、
リリースが早すぎた、って思いがしますね。

印象的なのは、曲中で八郎さんの叫び声というか気合いの声が入ります。

『ヤァ!』

結構強めでパンチの効いたいい感じの『ヤァ!』なのですが、
これが一番、二番、三番でどれも同じパターンでの『ヤァ!』なのです。
う~ん、どうせならそれぞれでパターン変えて欲しかったなぁ。

レコードの裏ジャケには八郎さんのプロフィールが載っていて、
本名や生年月日の他に本籍やら当時の住所やら最終学歴までが載っているという、
現代では考えられない個人情報ダダ流し。
時代だなぁ、と思わず唸ってしまいました。

 

 

摩訶レコード:困ったラブ・ソング

今回紹介するのは、沖田浩之さんの「困ったラブ・ソング」です。

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沖田さんと言えば悲劇的な最後を迎えた方なので、
「馬鹿レコード」として取り上げるのはどうか?とも考えましたが、
このブログを読んで沖田さんの楽曲に興味を持って、
聞いてみようかな?と思う方が一人でもいて頂ければ、と思い、
敢えて取り上げてみます。
お盆だし。

曲調は80年代初頭にイギリスで流行したニューロマンティック風。
というか、どこかで聴いた事があるなぁ?
ABCの「LOOK OF LOVE」ソックリ!
パ○リやがったな!

歌詞のほうは、夏の日の恋を歌ったもので、遊びのつもりだけど
本気になって行くという内容。
途中でこの曲の代表的かつ印象的なフレーズが出てきます。

 

困ルンバ 困ルンバ 困ルンバ 困ルンバ
困ルンバ 困ルンバ 困ルンバ 困ルンバ

 

曲調が途中でルンバに変わるって事では無いのですが。
困ルンバの連呼。
聴いてるこっちが困ルンバ!』って感じ。
いやぁ、脳内に残りますね。
仕事とかで行き詰った時、ふと、このフレ-ズが出て来る事があります。

あと面白いのは、サビ部分で「しりとり」があり、

青い海 南風 全身で恋を
追いかけて 手に入れた 太陽さお前
エッ!エッ!エッ?
絵のような 夏のビーチ 小さめのビキニ
憎いほど ドキドキさ 淋しさのぞくよ
ヨッ!ヨッ!ヨッ!ヨッ! ヨッ!ヨッ!ヨッ!ヨッ!

ヨッヨッヨッ、で良かったなぁ。
これがヨヨヨイだと伝七捕物帳になっちゃうからね。

シングルとしては9曲目としてのリリース。
この後に、あの「お前にマラリア」をリリースするのですが、
あの曲についてもいずれ取り上げてみたいと思っています。

 

摩訶レコード:酒

今回紹介するのは一目見て頂ければお判りかと思いますが、
それ以外の何物でもないジャケットもので、
志賀勝さんの「酒」です。

 

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志賀さんのプロフィールはウイキペディア等で調べて頂くとして、
ピラニア軍団の中では一番”リアル”に近い顔立ちをした方ですね。

しかしまぁ、それこそ居酒屋でこのジャケットを肴に
2時間くらいあーだこーだと談義できるのではないでしょうか。
この出で立ち。
何なんでしょう。
僕は即座にジューダス・プリーストロブ・ハルフォードを思い起こしました。
シガ・ハルフォード」。

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カツラでグラサンで鼻ヒゲ。
着流しで日本刀を肩に担いで酒壺持ってバイク(750?)に跨ってるって、
どういうコンセプトなのでしょう?
撮影するほうもするほうですが、よく志賀さんご本人も了承したものです。
曲名は「酒」ですが、このジャケットでは酒壺しか合っていません。

場所は恐らく西新宿の超高層ビル街。
撮影時間は薄暗い事から、早朝か思われますが、
まぁそんな時間帯でなきゃこの格好での撮影は無理でしょう。
通報される前にさっさと撮影しなきゃね。

肝心の曲のほうはド演歌調で、男と女の忍ぶ恋、といった内容。
B面の「心」は、男同士の友情を描いたもので、途中に
俺も男や、そら女は鼻血出るくらい好きや。
けど、女は泣かしたらいかん。可愛がるもんや。
女泣かしたら、ホンマ、寝起き悪いで。
という台詞も入っています。

話は逸れますが、志賀さんが出演してた「天皇の料理番」(堺正章さん版)、
スカパーあたりで再放送してくれないかなぁ。
志賀さん演じる先輩コックの荒木がすげー嫌な奴だった記憶がうっすらあるのです。