摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:ファッキン・ウィズ・ア・ヴァージン

ジャパメタのレコード。
キラーメイの「ファッキン・ウィズ・ア・ヴァージン」。

 

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音楽的にはエアロスミスやKISSあたりを目標にしたのでしょうが、
見た目は1984年頃のモトリー・クリーやW.A.S.P.あたりの影響がアリアリ。
どうも聖飢魔Ⅱに対抗する為の策だったらしいですが、
ちょっと間違った方向へ舵を切ってしまったように思えます。
安っぽい衣装は仕方ないにしろ、どうしても化粧は日出郎さんのような
「おかまメイク」に見えてしまいます。

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これは初期のスタイル

当時の小馬鹿にされていた「ヘビメタ」の悪い所を全部集めました、って感じ。
ライブの事は「性人式」と書いて「レイプ・ショウ」と読ませてたらしい。

 

バンドは4人編成。
ボーカルのレイノ(REINO)は既に亡くなられています。
ギターとドラムの菊池兄弟は後にザ・イエロー・モンキーのメンバーとなります。

 

1986年リリース。
作詞と作曲はREINOで、編曲がキラーメイ

 

1984年にマドンナが「ライク・ア・ヴァージン」を世界的にヒットさせたので、
「ヴァージン」という単語には抵抗が無くなっていたとはいえ、
それでも衝撃的な曲名でした。
ちなみに前出のW.A.S.P.が「ANIMAL~FUCK LIKE A BEAST」というシングルを
出していたので、それにもインスパイヤされたのかも。

 

スッカスカの音の軽さは仕方ないけど、曲調は軽快なロックンロールで悪くない。
歌詞は、当時は「ひでーな」と思ったけど、改めて聞くとそうでもないかな。
いや、やっぱり酷いな。

 


粗悪な中古の女に そろそろ飽きただろうさ
恥じらい残す少女と ヤリたい訳だぜ
早く覚悟を決めてくれ 俺は待てないぜ
ためらう仕草が たまらないぜ
腰が砕けるぜ

OH YEAH FUCKIN' WITH A VIRGIN
OH YEAH FUCKIN' WITH A VIRGIN

 


曲中には女性の喘ぎ声を入れるという凝り様。


僕が持ってるのは白ラベルの見本盤なのですが、
そもそも白ラベルの見本盤って、ラジオ番組のディレクターに
『これ、オンエアしてください』って配布するようなものですよね。
果たしてこのレコードをオンエアした無謀、いや、勇気あるディレクターは
いたのでしょうか?