吹田明日香さんの「ライク・ア・ヴァージン」。
マドンナの「Like a Virgin」の日本語カバー曲。
僕が吹田さんを知ったのは早く、日本テレビ系の番組
「スター誕生!」をたまたま見ていた時で、
彼女がグランドチャンピオンになったのです。
『ものすごく可愛いなぁ!覚えておかなくちゃ!』と思い、
名前をメモ帳か何かに書いたのを思い出します。
それから彼女は一年後(1983年)にデビューするのですが、
その頃には僕は別のアイドルに夢中になっていたようで、
すっかり吹田さんの存在を忘れてしまっていたと思います。
デビュー曲もチェックしませんでした。
『吹田明日香かぁ。。。出てきたんだ。』くらいにしか
思ってなかったかもしれません。
余談ですが、松村邦洋さんにも僕と同じエピソードがあり、
松村さんは中森明菜さんで、中森さんがデビュー決まったら
きっちりファンクラブに入ったそうです。えらい。
何が悪かったのか、なぜか吹田さんはブレイクしませんでした。
1983年の、いわゆる「不作の83年組」の一員になってしまったのです。
1984年リリースの、この「ライク・ア・ヴァージン」は
4枚目シングルで、彼女のラストシングルになります。
日本語歌詞を売野雅勇さん、編曲を若草恵さんが担当。
ウィスパーボイスというか、囁くような歌い方で、
改めて聞いてみると微エロも感じます。
駄目な点を挙げると、女性のバックコーラスが入っていますが、
これは不要だったと思います。
逆転を狙ったのかもですが、残念ながらこれもヒットせず。
ウイキペディアで調べましたが、彼のシングル曲は
どれもオリコン100位以内に入った事が無かったんですね。
彼女は一時期芸能界を離れ、その後に
ニュースキャスターやリポーターとして復帰しましたが、
このレコードジャケットが最大限の露出度だったようで、
変に脱がなかった点は逆に好感を持っています。