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摩訶レコード:フラメンコかっぽれ

僕は森繫久彌という人物を未だに良く理解していません。
俳優なのか、歌手なのか。

 

喜劇役者だそうですが、代表作である映画の
「社長シリーズ」も「駅前シリーズ」も見た事がありません。
あまりTVでも放送していないですよね。
渥美清さんの「寅さん」シリーズのほうが一般的じゃないですか?

 

舞台のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」も
どんな話なのか知りません。
これまた森光子さんの「放浪記」(ミュージカルじゃないけど)
のほうが良く知られていませんか?

 

70年代・80年代のTVドラマで見た記憶もあまり無いんですよ。
ウイキペディアで見たら、TBS系の時代劇「江戸を斬る」に
出てたらしく、僕はそれは見てたけど、『出てたっけ?』と
全く記憶にないです。

 

知床旅情」という歌を歌っていた事は流石に知っていますが、
実際に歌っている映像も見た記憶がないですね。

 

こんな感じなので、僕の森繫さんの印象というか記憶としては、
徹子の部屋」の昔のVTRで、黒柳さんにセクハラしてた事と、
ラジオ「ビートたけしオールナイトニッポン」で、
天国お迎えレースの出走メンバーとして挙げられ、たけしさんに
おちょくられてたという事くらいです。

 

そんな森繫さんが1964年にリリースしたのが
「フラメンコかっぽれ」。



1963年のNHK紅白歌合戦」に、この曲で出演したようです。
レコード化のほうが後なんですね。
作詞作曲もご本人がされています。
ギターを弾いてるのはアントニオ古賀さん。

 

確かにフラメンコ調。
歌詞がさっぱり意味不明。
かっぽれ自体が僕は良く知っていないので、こういう歌詞なのかな。
アモーレとカポーレ(かっぽれ)で韻を踏んでる(と言うのか?)のか。

 

でも、何回か聞いているうちに「格好いいな」と思えてくる不思議。
声が良く通っていて歌唱力もあるし、節回しも絶妙だし。
当時のアヴァンギャルド、と言えるのかなぁ。
紅白ではどんな感じだったんでしょうね?