摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:マンジョキロックンロール

今回紹介するのは、「マンジョキロックンロール」という曲。
歌っているのは、日本でロックンロールと言えばこの方、という
内田裕也さん(名義は内田裕也と1815ロックンロールバンド)であります。

f:id:Baka_Records:20180110203124j:plain

 

マンジョキ」とは何ぞや?と思われる方が多いでしょう。
これは、70年代前半に日本テレビ系列で毎週月曜から土曜の夕方に、
「まんがジョッキー」という子供向けの番組が放送されており、
この番組タイトルを短縮したものだと考えられます。
この「まんがジョッキー」。僕は全く知りません。
僕の住んでる新潟では放送されていませんでした。

この主題歌を内田裕也さんが歌う事になったのか?も謎ですね。

曲のコーラスを、当時日本テレビのアナウンサーだった
トメさんこと福留功男さんがやっている事も驚きです。
「まんがジョッキー」では紙芝居コーナーを担当されていたようです。

城悠輔さん作詞、加瀬邦彦さん作曲、水谷公生さん編曲。
加瀬邦彦さんは、ザ・ワイルドワンズのリーダーですよね。

歌詞ですが、

子供をなめるなよ (ゴーゴー!)
大人にゃ負けないぞ (ゴーゴー!)
言いたい事言うぜ (ゴーゴー!)
やりたい事やるぜ (ゴーゴー!)
マンガジョッキー それがマンジョキ
マンジョキロックンロール

 

この歌詞を読んで、あれっ?とかピーン!と来た方は多いと思います。
実はこの曲は、安岡力也さんの「ホタテのロックンロール」の元ネタなのです。
どうやらホタテのほうは、内田さんがマンジョキのほうの歌詞を一部変えて
安岡さんに提供したもののようです。

ちなみにマンジョキのほうは、恐らく放送禁止になっているのではないでしょうか。
歌詞の一部に
狂っちゃいけないの (ゴーゴー!)
という部分があるからだと思います。


さて、新潟県内のある地域で何気に『マンジョキ!』と声に出したりすると、
新潟弁での女性器を表すワードに非常に近いので、
妙な目で見られたり周囲から人がいなくなるかもしれないので注意です。

 

摩訶レコード:太陽にヤァ!

今回紹介するのは、舟木一夫さんの「太陽にヤァ!」という曲。

f:id:Baka_Records:20180109192419j:plain

 

舟木さんと言えば、西郷輝彦さん、橋幸夫さんとともに
「御三家」と呼ばれてアイドル的な人気だったそうですが、
僕は世代的に新御三家たのきんトリオのほうなので、
あまり詳しくは存知上げません。

僕的には、舟木さんはしっとりとした歌謡曲を歌う方というイメージですが、
この曲はそれに反する、夏らしくアップテンポな明るい曲です。
所謂、リズム歌謡って言うのでしょうか。

作詞が関沢新一さん。作曲は船村徹さんです。

歌詞です。

ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
太陽みたい はちきれそうな
真赤な 真赤な 水着
若い渚も 燃えている
恋をするから 燃えている
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
真赤な 水着
ヤァ~!

ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
あの娘もイカス この娘もイカス
いかした いかした 水着
みんな燃えてる 探してる
若い 誰かを 呼んでいる
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!
いかした 水着
ヤァ~!


最初と終わりのほうの、
ウウウウ オオオオ エエエエ ア!」という
謎のフレーズ。
昭和歌謡にありがちな、強引な力技って感じがします。
最後の「ヤァ~!」という叫びも勢いがあっていいですね。

4番まであるのですが、それぞれ水着の色やタイプで異なり、
ブルーの水着、黄色い水着、いかした水着、となっており。
捻った考えをすれば、『こいつ、水着しか見てないんじゃねぇか?』と、
海に女性の水着姿を見に来たスケベな人、的な見方もできるのです。


B面も僕的になかなか”そそる”タイトルの「真珠っ子」。
作詞は植田悌子さんで作曲が船村徹さん。

白い夜に 真珠っ子
おまえは どこから 来たの?

という歌詞は、どことなく以前に紹介した
港孝也さんの「海の底から来たのか君は」を思い出させる、
女性コーラスがいい味を出しているムードのある曲です。

摩訶レコード:ヨウソロー

今回紹介するのは、Mr.中村半次郎という方の「ヨウソロー」という曲。
同じ事務所の中村玉緒さんがえらく気に入っていたらしく、
『息子のようでほっておけない』と、この芸名を命名。
ちなみにニックネームは、にっこり地蔵

 

f:id:Baka_Records:20180104201115j:plain

 

ジャケ写のインパクトだけで購入決定でした。
どこの組の構成員(モン)じゃワレ!』という感じのいでたち。
ドラゴン柄のスーツはジミー・ペイジを彷彿させますね。

f:id:Baka_Records:20180104201235j:plain

 

ヨウソローというと、僕は長渕剛さんの「Captain Of The Ship」を
思い浮かべるのですが、こちらのヨウソローは、ド直球の演歌。
イントロ部には台詞も入っています。

板子一枚下は地獄。
人情紙風船と他人は申します。
忍の一字は誠の一字。
私、誠の道を参ります。

調べてみたら、他に「平成任侠伝」という曲もリリースしていました。
やはりルックスだけだと、ソッチ系って思われがちなんですかね。
画像を検索してみると、あばれる君とか日ハムに入った清宮君なんかにも
似てるんですけどね。

どうやら引退されたようですが、事務所の会長が
自信を持って勧めていたそうで、
キャッチコピーは“第二の氷川きよしだったそうです。

摩訶レコード:ダークダックス大全

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

さて新年一発目に紹介するのは、日本が誇るコーラスグループである
ダークダックスのCD、「ダークダックス大全」です。

f:id:Baka_Records:20180103191429j:plain

 

2018年1月3日のTBSラジオ伊集院光とらじおと」を
お聞きになった方ならご存知と思いますが、
このCDに収録されている「僕はダンプの運転手」が
2017年のもう一度聞きたいアレコードの1位となりましたね。
拍手~!

このCDですが、「僕はダンプの~」の他にも
興味深い曲が数多く収録されています。
CDは2枚組で、Disc-1がCM/ラジオ挿入歌、
Disc-2が主題歌/オリジナルソング、となっています。

Disc-1の1曲目が「光る東芝の歌」で、
2曲目が「明るいナショナル」ってのは、
当時の日本を代表する家電メーカー2社で、思いっきり被っています。
『おいおい、いいのかよ、節操ねぇなぁ。』と思いますが、
高度経済成長期を支えた2大家電メーカーのCMソングの
どちらもをダークダックスが歌っていたって、
改めてとんでもなく凄い事ですね。

6曲目には「三井銀行のうた」という曲があるのですが、
銀行のCMソング自体、恐らく当時でも珍しかったと思います。
ついつい 三井に 入れちゃった
ついつい 三井に 貯めちゃった
って歌詞は、
ついつい、で銀行に預金したら駄目だろ。』って思いますけど。

19曲目に「三宅本店(千福) グラスをのぞくフラミンゴ」という曲があり、
物悲しいメロディの中にもメルヘンチックな歌詞で、
僕はこの曲は好きな曲なので収録されてて嬉しいですね。
千福一杯 いかかです
ってやつ。

21曲目は「新三共胃腸薬サウンド・ロゴ(顆粒つき)」で、
例の
新三共胃腸薬 かぁ~りゅう~!
ってのが、1曲として収録されています。
ナパーム・デスというバンドの「You Suffer」よりは長いですが、
1曲として捉えれば、これも短い曲のベスト10くらいに入るかも?


「僕はダンプの運転手」はDisc-2の12曲目です。
昭和38年という高度経済成長期の真っ只中に出した曲で、
作詞もダークダックスの皆さん自らで行っています。
僕はダークダックスというと、
品が良いとか優等生といったイメージを持っているのですが、
この曲はそんなイメージを吹き飛ばすが如く、荒々しく、
馬鹿野郎!』とか『スットコドッコイ!』等の、かなり口が悪い、
ダークダックスのダークな部分が出ている曲ですよ。
他にも、ダンプのエンジン音を口で出しており、
今で言うところのボイスパーカッション(と言うのかな?)
的な事もやっているあたりがポイント高いです。

Disc-2には他にも、「銀色の道」や「どこまでも行こう」など
恐らく一度は耳にしたであろう曲も収録されているので
楽しめると思います。 

2017年総括

2017年、僕にとって過去に例が無いほどの激動の年でした。
様々な事がありました。
備忘録も兼ねて、印象的な出来事ベスト10を挙げてみます。


10位:コハルさん(仮名)に嵌る。
職場(工場)で働くコハルさん(仮名)という女性に嵌りました。
毎日彼女を見る為だけに仕事に行ってたと言っても過言ではありません。


9位:坂道グループに嵌る。
所謂、坂道グループに嵌ってしまいました。
出てる番組録画して見たりDVD買って見たり。
でもあまり性的な気持ちは無くて、娘や孫を見守るような感覚
なんですよね。。。
とはいえ、白石麻衣さんの写真集は多少エロい目で見てますけど。


8位:吉木りさ、AKANE LIVの結婚。
ここ数年で気に入ってた女性が、今年相次いで御結婚されました。
AKANEさんの御結婚は前触れ無く、この大晦日に知ったので
衝撃的でしたね。
『嗚呼、ひとつの時代が終わった・・・』的な感覚ですね。


7位:数年ぶりに大阪に行く。
6月にプレイングマンティス&ライオンハートのライブを見に、
久々に大阪まで遠征しました。
新潟から金沢周りで大阪まで電車で行ったのですが、
指定席が見たい景色の反対側だったのが残念だったなぁ。


6位:ムーンサファリ&バロックプロジェクトのライブ。
これまた6月のライブで、通して3日連続のもの。
チケット欲しさに目白のワールドディスクの店前に
朝5時頃から並んだのは今となってはいい思い出です。
この時についでに東京都内の中古レコード店巡りもしましたね。


5位:バンドメイドに嵌る。
2017年、最もライブに行った回数が多かったバンドでした。
(チケット買ったのに行けなかったのも2回)


4位:サマーソニック
2014年以来の2回目。
前回はメッセにしかいなかったのですが、
今回はスタジアムにも行ったので、色々な発見が出来ました。
BABYMETALでモッシュ&サークルしたのも楽しかったです。


3位:生のんを真近で見る。
12月28日のKAIWAフェスVol.1で、生の”のん”さんを
約2メートルの近距離で見る事が出来ました。
久々にワクワクした瞬間でしたね。


2位:会社辞める。
新卒で入社して以来、ずっと勤めていた会社を退職しました。
正直今も少しだけ『やっぱ辞めなきゃよかったかなー』と
後悔したりもしていますが、
後々で『辞めて正解だった』と思えるように努力しないとですね。

 


1位:メディアに取り上げて頂けた。
GetNavi web」というサイトでの記事掲載。
「思い出のバカレコード大全」という書籍への寄稿。
伊集院光とらじおと」のアレコードコーナーへの出演。
どれもこれも一生に残る素晴らしい体験でした。
関係者の皆様、見たり聴いたりして下さった皆様、
どうもありがとうございました!


そういう訳で、2017年、ありがとうございました。
よいお年を!

のん、KAIWAフェス Vol.1

12月28日(木)は2017年の仕事の納めの日でもあり、
僕にとっては現在の会社における最終勤務日でもあった訳ですが、
午前中で切り上げて、「のん、KAIWAフェス Vol.1」に行ってきました。

このイベントは、女優であり歌手でもあり創作あーちすとでもある、
のんさんが主催するライブイベントであります。

会場は恵比寿のガーデンホール。
近くには煌びやかなイルミネーションがあったりして。
気分高まる~!

f:id:Baka_Records:20171229195739j:plain

f:id:Baka_Records:20171229195751j:plain

イベントのグッズも販売されていまして、僕はフェイスタオルとクリアファイルと
枡を買いました。

f:id:Baka_Records:20171229195819j:plain


なぜ枡?

 

チケットの整理番号はFC(ファンクラブ)の240番台だったので、
さすがにステージ最前列を確保するのは無理です。
『まぁフロアの中ほどあたりで見れればいいや』って感じで挑んだのですが、
中ほどの左端に「KAIWA RADIO」というブースのようなものを発見。
(画像赤丸のあたり)

f:id:Baka_Records:20171229195945j:plain


先に入場された方はそれが目に入らないのか気付いていないのか、付近に誰もいない。

ブースはこんな感じ。(開演前に撮りました)

f:id:Baka_Records:20171229200016j:plain

『あれ?ひょっとして・・・』
瞬間僕はピーン!と来て、即座にそこに陣取りました。
それにその場所はステージからもそんなに遠くはないので、
こりゃドえらくいい場所を確保できたな、と。
これで僕の予想が当たれば最高のポジ・・・と思いながら開演を待ちます。

場内の照明が消え、開演です。
僕の予想は見事的中!
ブースにのんさんが登場!!
目の前に生のん!!!
約2メートルの距離に生のん!!!

うひゃあああああ!!!

 

のんさんがラジオDJという設定でのトーク
あの調子で危なっかしいですが、楽しめました。
相変わらず目がキラキラしてるなー、とか、
額をコリコリ掻くのが癖かなー、とか、
予想したより身長あるなー、とか
この靴ナイキのエアマックスかな、とか
色々考えながら見ていました。


セットリストというか、イベント進行は以下の通り。

1):のん DJトーク
2):のん&掘込泰行 ライブ
3):のん&掘込泰行 DJトーク
4):銀杏BOYS ライブ
5):のん&峯田和伸 DJトーク
6):サンボマスター ライブ
7):のん&サンボマスター DJトーク
8):のん(のんシガレッツ) ライブ
アンコール
9):出演者全員でのライブ

約3時間半。終演時間は22時半くらいだったと思います。

客層はわりかし年齢高めだったように思えます。
のんさんだけ目当てであまりライブ慣れしていない観客もいたようで、
銀杏BOYSの時に圧縮(後ろの客が前に押し寄せる)があり、 
それに巻き込まれた為にメガネレンズがフレームから外れたようで、
その後のライブをずーっと手で押さえながら見てる人がいて、
なかなか気の毒に思いました。

銀杏BOYSの峯田さんとサンボマスターの山口さんのMCは
なかなか胸にグッとくるものがありましたね。
特に峯田さんのMCでは、今回僕は会社を辞めた訳ですが、
それに対してちょっと後悔の念がある事に対して、
峯田さんがメッセージ&エールを送ってくれているように解釈でき、
思わずウルっときてしまいました。

のんさんのステージ。
のんさんは金の全身タイツに派手なジャケットとマントを羽織っての、
グラムロッカー&タケちゃんマン的な格好
テレキャス弾きながらの歌唱。
歌のほうは・・・まぁ『味がある』と言っておきましょう。
僕もギター弾きたくなりました。
以前は5本ほど持っていたのですが、壊したり売ったりしたんです。
また欲しいなぁ。。。

僕的に色々あった2017年の最後のライブが、このライブで
良かったと思っています。
来年Vol.2があったらまた行きたいです。

摩訶レコード:お前にマラリア

今回紹介するのは、このブログでは2度目の登場となります、
沖田浩之さんの「お前にマラリア」です。

f:id:Baka_Records:20171225204817j:plain

お前にお熱で狂おしい=マラリア、って事だと思うのですが、
その表現として病名しかも感染症である熱病を用いるという、
曲名を付けた方(恐らく後述の作詞家の売野さん)の
語彙力の凄まじさたるや、尊敬に値します。
古館伊知郎さんがアンドレ・ザ・ジャイアントを表現した
「人間山脈」や「現代のガリバー旅行記」並のインパクトあるものですよ。

曲名だけでもう即買いの一品なのですが、
改めてジャケットを見てみると
これまた色々とツッコミ甲斐があります。
このEPが発売されたのはバブル真っ只中の1983年5月なのですが、
なぜか色彩豊かではないピンクと白と黒という、たったの3色。
バネみたいなのと、バカボンのほっぺたのうず巻きみたいなのと、
アメリカのアニメに出てくるチーズみたいなのは何だ?
「HIRO」と「OMAE NI MALARIA」という文字。
その中でノリノリで踊る沖田さんの表情。
なんか口すぼめて『フゥー!』って叫んでるみたい。

f:id:Baka_Records:20171225205034j:plain


全体的に醸し出される微妙な違和感。
無理にでも「ポップアート」とでも言えばいいのでしょうか?

作曲は鈴木キサブローさん。
曲調はニューロマンティック風でもありネオロカビリー風でもあり、
ダンサブルでロックテイストのある割と激しめなもの。
所々でムチで叩いたような「ピシャーン!」という謎の効果音が入ります。

作詞は売野雅勇さん。
80年代にヒット曲をガンガン作ってた方です。
うーん、残念ながら僕としてはタイトルが強烈だけに、
正直、期待以上の歌詞ではないかな、と。
とはいえ、

お前にマラリア
アツアツ マラリア
クラクラフラフラ熱病みたいに I Love You
お前にマラリア
アツアツ マラリア
昼でも夜でも赤道直下の I Love You

お前にマラリア
アツアツ マラリア
ギラギラグラグラ心が溶け出す I Love You
お前にマラリア
アツアツ マラリア
秋でも冬でも摂氏100度の I Love You

という覚えやすいサビの歌詞は流石だなぁ、と思います。

ちなみに盤面には「お前にマラリヤ」って書いてあるのですが。

f:id:Baka_Records:20171225205149j:plain


チェックミスか?
あははは、しっかりしろ!