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摩訶レコード:奇跡の歌

今回は、山本リンダさんの「奇跡の歌」を紹介します。

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リリースは1974年。
リンダさんの28枚目(!)のシングル。

 

28枚目って凄いなぁ。
どういうペースでリリースしてたのやら、、、
と思いきや、調べてみたらリンダさんのデビューは1966年なので
さほどハイペースでも無かった、というね。

 

同年に公開されたミュージカルアニメ映画「ジャックと豆の木」の挿入歌。
作詞が阿久悠さんで作曲が都倉俊一さんって、ピンクレディーの楽曲コンビですね。
リンダさんご自身もこの映画で声優をやられています。


信じる?
信じない?
信じる?
信じない?
どっちなの?
ホラホラ奇跡が起~る
すばらしい奇跡が起~る
信じる人に起~る
信じなさ~い・・・


歌が始まるここまではリンダさん、低い声で、おどろおどろしく、
魔女の如く語りかけています。
結構怖くて、子供なんかは泣いてしまいそう。


駄目よ駄目駄目 駄目よ信じてちゃ
(どんな人でも一度だけ)
うそようそうそ うそよそんなこと
(すごい奇跡が起きるもの)
奇跡なんかは どこにもありゃしない
(誰も秘密に隠してるから)
みんな誰かが作ったお話さ
(みんな知らない)


リンダさん、曲中で高い声と低い声を使い分けて歌っています。
甘い声と、ドスの効いた声とでも表現しましょうか。

 

曲調ですが、どことなくピンクレディーの曲の一部分に似てる気もします。
とはいえ、ピンクレディーのほうがデビューは遅いので、
都倉さん、この曲の一部をピンクレディーで使い回したのかも?

 

あと、昨年、クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」がヒットしましたが、

そのクイーンの2枚目のアルバム「クイーン2」に収録されている

「The Fairy Fellers Master-Stroke」にも微妙に似ているんですよね・・・
(こちらも同じ1974年にリリース)

  

あと、LIV MOONというシンフォニック・メタルのバンドのAKANE LIVさんという

女性ボーカリストが、「THE END OF THE BEGINNING」というアルバムの

同名タイトル曲で、これと同じ手法を使っています。

探せばもっとあるでしょうね。