今回は「モリタはスゴイ!」という曲を紹介します。
歌い手は、ドラマ「おれは男だ!」やヒット曲「さらば涙と言おう」でも知られる、
タレントでもあり現千葉県知事でもある森田健作さんと、
「青春時代」のヒットでも知られる作曲家兼歌手でもある森田公一さんです。
題字の迫力は凄いな。
1991年のリリース。
「モリタとは誰?」となりますが、プロ野球の中日ドラゴンズのピッチャーであった
森田幸一選手。
1991年のセ・リーグの新人賞に輝いた選手です。
健作さんと公一さん、この森田選手と深い関わりがあった訳でなく、
ただ単に同姓のよしみでこの曲を吹き込んだらしいです。
一応は応援歌という事で、イントロは割と勇壮な感じで始まります。
曲調も元気が出る明るいマーチング・ポップス。
球は投げても 投げるな希望
この回だめでも 次の回
泣くな逃げるな 向かって行こう
人は打たれて 強くなる
モリタ モリタ おまえは凄い
モリタ モリタ モリモリモリタ
これは一番の歌詞ですが、私的にはちょとだけ違和感を感じまして、
二番の歌詞では「応援歌にしては変だぞ?」と。
黙れしゃべるな いい訳するな
投げる事だけ 考えろ
なんでしょう?ベンチに帰ってピッチングがイマイチだった事を
星野監督(当時)に指摘され、言い訳したんでしょうか?
歌詞のとおりに説教され、たちまち鉄拳制裁されてそう・・・
これが青春 一球勝負
大きく外れる こともある
それがどうした いいではないか
汗が火を吹く 仁王立ち
これは三番の歌詞ですが、これって押し出しのフォアボールで
呆然とマウンドで仁王立ち、という光景が目に浮かびます。
モリタ愛が強い歌詞ですが、野球選手として何が凄いのかが、
僕としては正直これではさっぱり判らない内容の曲です。
ちなみに森田選手。このCDがリリースされた1991年の翌年以降は調子を落とし続け、
残念ながら1995年のオフに星野監督の戦力構想から外れて引退、だそうです。
全く関係ありませんが、野村克也さんの御冥福を心からお祈りいたします。