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思い出のバンド:LIV MOON(リブ・ムーン)

前回のブログで、いずれかの機会に僕のLIV MOON愛について書こう
と宣言しましたが、早速有言実行します。

 

LIV MOONというのは、日本のシンフォニック・メタルバンド。
2009年にデビューしました。
メンバーは、ボーカルのAKANE LIVとリーダー兼キーボードの西脇辰弥以外は
流動的です。
過去にはTHE YELLOW MONKEYのベースであるHEESEYさんや、
BABYMETALの神バンドのギターでもある大村孝佳さんが参加しています。
僕は大村さんがメジャーになったきっかけがLIV MOONだと思っているので、
言い方は悪いですが、BABYMETALに取られた時は『やられた!』と思ったし、
『BABYMETALは良いギタリストに目を付けたな。』って思ったものです。

 

僕がLIV MOONに出会うのは、2009年のLOUD PARK09というメタルフェス。
開催される10日前くらいに主催者から、「LIV MOONというバンドが出演。
その前にタワーレコード限定のCDシングルが出ます。」と発表がありました。

 

『LIV MOON?聞いた事が無いバンドだなあ。』
ネットで検索してみた所、まだデビューしてないバンドなので当たり前ですが、
なかなか情報が得られません。
なんとか得た情報が、ボーカルは外国の血が入った元宝塚の女優さんで
なにより美人で巨乳らしい、という事。

 

僕は決して巨乳好きでは無いのですが、美人という事で俄然興味が沸いてきて、
安かったので発売日にCDシングルを購入してみました。
後に完売し、幻のシングルCDになった「THE PHANTOM OF THE OPERA」。
オペラ座の怪人」のカバーです。

 

その時の感想としては、『男性のボーカルがイマイチだな。』でした。
この曲ではAKANEさんのボーカル部分と西脇さんのボーカル部分がありますが、
僕は正直、西脇さんのボーカルが受け付けなかったのです。
この際だから言いますが、『いらない』とさえ思いました。ごめんなさい。
ただ、楽曲のアレンジは良かったので、LOUD PARK09が楽しみになりました。

 

LOUD PARK09は幕張メッセで行われ、ステージは3ステージあります。
LIV MOONは第3ステージのトップバッター。
ここで困ったのが、LIV MOONを出てくるのを待って演奏を聴くとなると、
別ステージのバンド(BLESSED BY A BROKEN HEARTとSTEEL PANTHER)が
見れない、という事。
この2つは当時注目株だったので、これらが見れないのはキツかったですが、
なぜかLIV MOONに惹かれ、結果としてLIV MOONを最前列で待機、
という事に落ち着いたのです。

 

徐々に観客も集まり始めて、いよいよLIV MOONの登場となったのですが、
ステージに登場したメンバーはAKANEさん以外は仮面を被ってるという演出。
オペラ座の怪人だからか・・・なるほどね。』
初めて生で見るAKANE LIVさん。
すごい顔小さい。
背は案外高い。
おっぱい大きい。
曲が始まり聴いていると、『なかなかいいじゃない・・・いや、いいよ、これ!』と。
1曲目は「ESCAPE」という曲だったと思いますが、ノリの良いダンス調な曲の上に
AKANEさんのハイトーン歌唱が乗っかるというもので、テンション上がります。
そして曲の最後でAKANEさんの挨拶代わりの驚愕の叫び。
『すげぇ!何オクターブ出るんだよ!』
僕の周りの観客も、上手い!凄い!と言っています。
これでもう僕はLIV MOONを認めたようなもんでした。
その時のベースはイエモンHEESEYさんでしたが、彼の動きも格好良かったなあ。

 

当時は、日本発のシンフォニックメタルはいなかったし、楽曲も良いし、
何よりこんなハイトーンを出せる美人で上手い女性ボーカルはいなかったので、
僕は一目惚れ、一聴惚れしてしまいました。

LIV MOONのステージは大歓声の中で終了し、初のお披露目は大成功。
会場でCDシングルを買うとサイン&握手会に参加できるとの事だったので、
ダッシュで買いに行って参加しました。
改めて近くで見るAKANEさん、ドえらい美人さんでした。

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先日購入したものと合わせて3枚所有

こうしてAKANEさんのファン(ヲタ)になり、ブログで情報を得たり、
当時は掲示板にAKANEさん自身が参加してファンと交流してくれていたので、
僕も書き込んでいたりしていました。
そのうちにAKANEさんの人柄も知れたりして。
(お爺様が僕と同じ新潟県出身だったり)
宝塚出身だからなのか、やはりどことなく発言も上品で気品を感じましたね。

 

2009年12月にはLIV MOONのファーストアルバムも出ます。
西脇さんがプロデューサーでもあり楽曲も手掛けているアルバムの内容に大満足し、
完全にLIV MOONのファンになったのです。

 

2010年の3月に渋谷O-EASTで初のワンマンライブを行います。
この渋谷での初ワンマンライブの様子は雑誌でも話題になっていた記憶があります。
AKANEさんのMCが女子アナみたいでなかなか新鮮だった、って。
その日はおめでとう電報を送りました。
その電報の効果があったのか、最前列で見る事が出来たのですが、
「Good Night」という曲の時、僕の正面にAKANEさんが来て歌い上げてくれたのです。
偶然でしょうけどね。
でもね、もう僕の目はハートですよ。
ガチ恋の一歩手前に行ってしまっていたかもしれません。
このライブでは、会場に来た観客にお土産があったんですよ。
それが石鹸!
メタルバンドのライブのお土産が石鹸ってなかなか凄いでしょ。

 

ファーストライブの前だったか後だったか覚えてないのですが、
新宿の伊勢丹デパートの屋上でAKANEさんが母の日イベント出演された事があり、
その日にたまたま他のバンドのライブで東京に行ってたのと重なったので
時間潰しがてらで見に行った事もあります。
メタルファンは僕を入れて10人いたかいないか。
その日に会場で売ってたCDは幻のアルバムだと思っています。
いまLIV MOONのファンで何名の方がこれ持ってるかなぁ?(ちょっと自慢)

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あと、これもたまたまなのですが、これまた東京にライブを見に行った日の深夜に
AKANEさんがテレビのバラエティ番組に出た事がありました。
藤井隆さんの司会の番組で、AKANEさんが画伯っぷりを披露するというものでした。
AKANEさんが地上波のバラエティ番組に出たのはこれ以降は無いはずなので、
貴重なものを見れたと思っています。

 

さらにこれまた偶然に渋谷でAKANEさんにお会いした事があります。
渋谷のディスクユニオンのパンクメタル館に行ったら、AKANEさんが
たまたまお店にアルバムのプロモーションで訪れていて、握手して頂きました。
その日はMoon Safariというバンドのライブの日で、
一番好きな女性アーティストに会った後に、一番見たいバンドのライブを見た、
という日になったのでした。


LIV MOONが東京で行なったライブは全て欠かさず見ていますね。
あと、AKANEさんの単独での催しものも可能な限り参加しました。
原宿の表参道のリサイタルとか(知る人ぞ知るサルミアッキのおもてなし)、
朗読劇とかミュージカルまでも。
デーモン小暮閣下と共演したコンサートにも行ったなあ。
ファンクラブが作られたので、それにも入会しました。

 

2011年の大震災の直後にセカンドアルバムがリリースされたのですが、
収録されている「命の森」の歌詞は結果として大震災と重なってしまい
僕としては心に残るものなのですが、AKANEさんもそう思われているようで、
同じ気持ちを持っているという点が嬉しかったりします。

 

『うわー、完全にガチ恋じゃん!』って思われるでしょうが、
AKANEさんは数年前に御結婚され、御子様もいらっしゃいますからね!
ちなみに御主人は有名な方ですよ。
名前は書きませんが、『あの人か!』ってなるような方です。

 

AKANEさんの事ばかりに触れていますので、少し西脇さんにも触れますが、
西脇さん、かなりの音楽オタクだと思います。
また、キーボード以外にも多くの楽器を演奏でき、ハーモニカは上手いですよ。

西脇さんの作る曲は、メタルバンドにありがちなメタルガチガチではなく、
どことなく歌謡曲の香りが感じられるので、僕の琴線に触れるのです。
西脇さんがメタル畑出身では無く、自らLIV MOONを「総合芸術」って言ってるし。

僕も寄稿した「思い出のバカレコード大全」をプレゼントしようかな、と思ったけど、
『どの人も曲を一生懸命作ってるんだ。それをバカとは何ごとだ!』
と、もしかすると嫌な気分にさせてしまうかもなので、やめました。

 

コロナ禍の影響があるのか判りませんが、現在はファンクラブは閉じられ、
LIV MOONの新アルバムもなかなか出ない状況です。
最近ではオンラインでのライブは時々行われますが、
やはり生でのライブを体験したいですね。
LIV MOONのライブはメンバー全員がテクニシャン揃いなので
聴いていて気持ちが良いのです。

 

なんかLIV MOON愛というより、AKANE LIV愛に溢れた内容で
「きっしょい内容で自慢が多い駄長文」になってしまい、ごめんなさい。