摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:関ケ原

今回は、MAKE-UP(メイク・アップ)というバンドの「関ケ原」。

 

f:id:Baka_Records:20211001201313j:plain

 

1980年代に活動していた、いわゆる
ジャパメタ(ジャパニーズ・ヘヴィ・メタル)バンド。

ラウドネス、ヴァウワウ、聖飢魔Ⅱアースシェイカーらを
当時のジャパメタ人気の第一グループとするなら、
MAKE-UPは第二か第三グループといった感じでした。

 

そんなMAKE-UPが一躍有名になったのは、テレビアニメの
聖闘士星矢」の主題歌「ペガサス幻想」をヒットさせたからでしょう。
ちなみに「聖闘士星矢」は海外でも放送されたようで、
ペガサス幻想」は多くの海外のバンドにカバーされていますし、
ボーカルの山田信夫さんはアニメや特撮の世界にも進出されています。

 

この「関ケ原」は1984年リリースのバンドのファースト・シングルである
「FOX ON THE RUN」のB面の曲。
ちなみに「FOX ON THE RUN」は、イギリスのグラムロックバンドである
SWEET(スウィート)の曲の日本語カバーです。

 

関ケ原」というタイトルで、大体の方が「関ケ原の戦い」を思い浮かべ、
それを題材にした曲だと思われるでしょう。

幾つかの海外のメタルバンドが日本の戦を題材にした曲を作っていますが、
多くが大仰だったり勇壮な曲です。
それが予備知識として僕の頭の中にあるからかもしれませんが、
このMAKE-UPの曲は真逆とまでは行きませんが迫力不足は否めません。
僕としては、ライトなアメリカン・ハードロックという感じを受けました。

 


広い世界の 同じ時代で
出逢いは ロマンティック
果てしない 夜のとばりを
突き抜けよ Just My Song !!

 

今 伝説の強者どもが
この俺に のりうつる
恋も戦も 見さかいなしさ
今宵が Final Time !!

 

関ケ原  TONIGHT
関ケ原  TONIGHT

 


歌詞で理解しますが、どうやら恋愛を関ケ原の戦に例えた曲ですね。
天下分け目の戦い、って事なのでしょう。
判り難いというか回りくどいぞ、と。

 

しかし、徳川家康と石田光成の出逢いがロマンティックと考えたら
とっても気色悪いですし、戦国武将が身に乗り移って恋愛に挑むって
それもどうかと思いますね。