摩訶レコードブログ

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赤い衝撃

このブログでは何回か取り上げているTBS系ドラマ「赤いシリーズ」。
「赤い運命」が終って、先週金曜日から「赤い衝撃」が始まりました。
(BS-TBS)

 

山口百恵さんと三浦友和氏の、所謂ゴールデンコンビの復活です。
友和氏、二枚目で脚が長くてシュッとしていて、いやはや格好いい。

 

ドラマ上で、百恵(友子)と友和(秀夫)が初対面するシーンですが、
陸上の練習を終えた友子が汗で濡れたシャツを脱ごうとした時、
(どこかの林の中というシチュエーション)
無言でぬっと出てきて、じーっとそれを見ている不審者がいるんです。
それが秀夫。
普通なら友子は声を上げて誰か助けを呼ぶかするでしょうが、
あまりの二枚目っぷりに黙ってじっと顔を見つめるのであります。

 

さらに、秀夫が誤射した拳銃の弾丸が友子に当たり、その結果
友子は下半身マヒになってしまいます。
秀夫に対して膨大な慰謝料なりを請求して余りあるとも思えますが、
『僕と一緒にリハビリを戦って欲しい!でないと僕も苦しい!』
と説得されると、憎い気持ちも吹っ飛び、一緒にリハビリする決意をします。
いやぁ、イケメンなら何でも許されるんですね。
かの前田日明氏の『アントニオ猪木なら何をしても許されるのか』という
発言を思い出しました。

 

また、下半身が動かなくなり痛みを感じなくなった友子が
自分の足をフォークで突き刺して流血するシーンでは
ザ・ファンクス対ブッチャー・シーク組を思い出しました。

 

脇を固める俳優陣も豪華。
いずれも昭和の名優たちばかり。
草笛光子長門裕之南田洋子田村高廣谷隼人・・・(敬称略)
ちなみに長門・南田夫妻はドラマ上では夫婦ではありません。
谷隼人氏はいちおう指名手配犯のはずなのに、
目立つワインレッドのシャケットと黄色いシャツといういでたち。
あと、宇津井健氏はゲスト出演みたいな感じです。

 

「赤い運命」では三国連太郎氏でしたが、
このドラマの裏主役は何と言っても中条静夫氏でしょう。
役名が、大山豪助。

 

おおやま ごうすけ

いかにも どでかい男(漢) といった名前。
おそらく名前ありきのキャラ設定でしょうね。

 

元は四国の漁師のせがれですが、裸一貫で大会社の社長という
現在の地位を築きました。
乗っ取り乗っ取りで会社を大きくしてきたようですが、
何の会社なのか、どのような会社なのかはイマイチ判りません。
気に入らない事があると即座に手を上げるというDV気質があり、
第一話にして友子をビンタするという荒々しさがあります。
まぁ、それくらいのカリスマ性がないと大企業の社長は務まらないのか。

 

摩訶レコードbotのブログらしく、レコードにも触れます。
このドラマの主題歌は「赤い衝撃」という、そのまんまの曲名。
1976年リリース。
作詞:千家和也、作曲:佐瀬寿一、編曲:馬飼野康二

 

赤い疑惑」と「赤い運命」の主題歌がバラード調だったのに対し、
この曲はどことなくアップテンポでディスコ調とさえ感じます。

B面の「走れ風と共に」もドラマ挿入歌。