摩訶レコードブログ

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摩訶レコード:さらばルバング

女探検隊の「さらばルバング」。


70年代後半から80年代後半まで、テレビ朝日系列の番組、
水曜スペシャル」で人気を博したのが
川口浩探検隊シリーズ」。
俳優の川口浩さんが隊長となって、世界各地の秘境を探検する、
という企画でした。

 

で、僕には記憶が無いのですが、どうやら女性だけの探検隊での
企画もあったようで、しかもシリーズ企画だったようなのです。
この曲はそのテーマ曲となっています。

 

隊員は7名の女性。
ネット検索してみましたが、情報を得られませんでした。

 

「ルバング」ですが、これはフィリピンのルバング島
第二次世界大戦の最後の日本軍投降兵、小野田寛郎さんの一件で
一躍有名になった島ですね。

 

1985年リリース。

作詞が秋元康、作曲が佐久間正英、という大物二人。

 


女探検隊 参上! OH!

ああ さらばルバングよ
ああ さらば同志よ
我が心の灯 南十字の星よ

ああ さらばルバングよ
ああ さらばロマンよ
我が青春時代の 血と汗と涙

遥かな日本の 故郷の地を
想いて 誰かが吹くハーモニカ

散り 散る 散れ 散よ
AH 女の花よ

 


いちおうは小野田氏目線での歌詞なんでしょうか。
曲中で転調して行進曲風になるのが印象的。
サビ部分裏で「イチニ!イチニ!」という掛け声も聞こえます。

 

秋元氏の摩訶ワークスに関しては、以前にもこのブログで
何回か取り上げていますが、1985年頃はおニャン子クラブを手掛けて
世に出る前後と考えると、こういった「汚れ仕事」も
積極的に受けていたのかなぁ、なんて。

 

摩訶レコード:BOKU NO ATAMA

今回も洋楽です。
ポール・ギルバートの「BOKU NO ATAMA」(ボクの頭)。

 

RACER X、MR.BIG、あるいはソロ活動を行っている
超絶技巧ギタリストのポール。
彼を一躍メジャーにしたのは、MR.BIGでのマキタの電動ドリルでの
ギター奏法でしょうかね。

 

僕は好きなギタリストで、過去2~3回はライブを観に行きました。
思い出すのは、MR.BIG横浜アリーナでのライブの際、
ギターに「菊水」とペイントしてあって、
『何のこっちゃ?日本酒の菊水?』と思って後で調べたら、
菊水の味に感動して、ボトルのデザインを取り入れたギターを
アイバニーズ(メーカー)に注文し、ツアーで使用したのだとか。

 

奥様が日本の方なので、それが理由かどうか判りませんが、
一時期は大塚か駒込に住んでいたという話もあったはず。
また、フジテレビの番組「LOVE LOVEあいしてる」出演時には
「北風一郎」という日本人名を付けて貰いました。

 

2005年リリースのアルバム「Space Ship One」に収録された曲。
3分に満たない楽曲です。
日本語歌詞で、ポール自らが歌っています。

 


ボクの頭は トマトで出来ている
でもトマトのほうが 茄子より好きだよ

ボクのハートはイチゴで出来ている
でもイチゴのほうが 梨より好きだよ

あなたのハートは 何で出来てるか

 


滅茶苦茶可愛いというか、ほのぼのした歌詞。
ポールの歌も朴訥とした感じ。
以前にRACER Xというバンドでバリバリのメタルギターを弾いていた
ポールとは思えません。

 

曲調は、NHKの「みんなのうた」で流れててもおかしくない
やんわりした曲調。
また、ポールの「ビートルズ大好き」感も溢れたもの。
ライブでやった事無いだろうなぁ。

 

 

全く関係ないのですが、今回このブログを書いていた時に、
明石家さんま氏の漫談というか小噺を思い出したので書きます。

 

さんま氏がソープランドに行った時の話。
そこにいる女の子の源氏名は、全員が果物の名前が付いています。
レモンちゃん、ストロベリーちゃん、アップルちゃんらは
人気なので呼べませんでした。
さんま氏、『仕方ないわ、もう誰でもええわ』と待っていた所、
身体中がシミだらけの女の子が来ました。


さんま氏『キミ、名前は?』
女の子『梨です』


チャンチャン!

摩訶レコード:OHAYO TOKYO

「東京」という地名が入ってる洋楽曲。
何曲かありますが、僕がパッと思いつくのはこれくらい。

 

WOMAN FROM TOKYO / DEEP PURPLE
TOKYO ROSE / RIOT
LIFE IN TOKYO / JAPAN
TOKYO JOE / BRYAN FERRY
TOKYO ROAD / BON JOVI
MIDNIGHT IN TOKYO / Y&T
ONE NIGHT IN TOKYO / BEAST IN BLACK

 

まだ見ぬ異国の地である東京に思いを馳せる、または、
来日して東京に感銘を受け、思い出を曲にした、
という感じが多いかと。

 

今回取り上げるのは、ALCATRAZZというハードロック・バンドの
「OHAYO TOKYO」(おはよう東京)。

 

アルカトラス。
リーダーはグラハム・ボネット
3オクターヴとも4オクターヴとも言われる広音域の声を持つ
絶叫系のスーパー・ボーカリスト
ハードロック・ミュージシャンには珍しく、長髪ではなくリーゼント。
ステージではスーツ姿で歌う事から、付いたあだ名が「やっさん」。
横山やすし
レインボウ時代にはリーダーのリッチー・ブラックモアから
『髪を伸ばせ』と言われたのにも関わらず五分刈りにして来た為、
リッチーの怒りを買ってギターで頭を殴られたという逸話もあります。

 

ちなみにアルカトラスには過去に、
イングヴェイ・マルムスティーン
スティーヴ・ヴァイ
といった超絶技巧派のギタリストが在籍していました。
(脱退時にはアルカトラスだけに”脱走”と言われてた)

 

1986年リリースの3枚目のアルバム「DANGEROUS GAMES」に収録。
このアルバムでのギタリストは、ダニー・ジョンソンという地味な人。
前出のイングヴェイやスティーヴと違い技巧派でも有名でもないので、
このアルバム自体が過去のアルバムと比較して一般には注目されません。
しかしながらこの「OHAYO TOKYO」が収録されている事から、
一部のファンだけに知られた存在となっています。

 

歌詞はこんな感じ。

 

ジェット機アメリカから来た
東京に着陸
食事の場所までタクシーで連れて行ってください
武士の息子たちが空港ターミナルで待っていた
カメラを向けられ激写された
おはよう 東京
 
もう一枚写真を撮ればいいさ
私のプライバシーを侵害しろよ
サッポロビールをもう一杯
私は吟遊詩人だぞ
尊厳を剥奪されてレイプされて
壁に釘付けにされた
おはよう 東京


何でしょう、この歌詞。
あまりいい思い出ではないような・・・
むしろ酷い扱いに怒っているかのようです。

 

サビ部分では「オハヨー!トキヨー!」と叫ぶのですが、
それがどことなくマヌケなんですよね。
我々日本人からすると失笑という具合で。
ニュアンス・思考の違いとでも言えばいいのでしょうか。

 

ちなみにアルカトラスには「HIROSHIMA MON AMMOUR」という名曲もあり、
『広島がウケたから、また日本に関する思い出を曲にしようや。
せや、次は日本の首都の東京や!』って訳で作った曲ではないでしょうけど。

 

日本でのライブでは一回も演奏されてないんじゃないかな?
知らんけど。

摩訶レコード:ど根性

沢竜二さんの「ど根性」。

 

沢さんは、大衆演劇を中心に活動している俳優、歌手。
未だご存命で活動中のようです。

 

何枚目のシングルか不明ですが、1970年のリリース。

 

もう、ジャケ写だけで『勝負あった!』って思います。
鋭い眼光で相手を睨みつけ、上半身裸で腹にサラシを巻いた男の
胸から肩を通り背中までうっそうと生い茂った毛。
かつて大相撲にいた若瀬川を思い出しました。

 

作詞:古野哲哉、作曲:滝のぼる、編曲:河村利夫。

大仰なイントロ。
昭和の任侠映画のオープニングという感じ。
台詞から始まります。

 


ふざけるな!
俺はやくざではない!
だが道理が通らぬこの世の中に
沢竜二のど根性は黙っちゃいない
俺は思い切り暴れまくってやる
ついてこい
俺についてこい!

 


街を牛耳る暴力組織の横暴に対し、堪忍袋の緒が切れた男が、
仲間・子分を引き連れて殴り込み、という具合でしょうか。
考えようによっては、沢さんの演劇界から歌謡界への挑戦状
という捉え方も出来ますね。
そうすると『ついてこい 俺についてこい!』という台詞は、
みなさん応援お願いします!という意味にも思えてきます。
なぜ長ドスではなくスコップなんだ?と思っていましたが、
『やくざではない!』という台詞で納得しました。

 


俺の五体で今日も命がうずいている
やらにゃいかん!


ふまれても けられても
望みを果たすまでは 後にはひけぬ
今に見ていろ!

 


大衆演劇役者だけに、歌より台詞のほうが多めだし印象的ですね。
感情入りまくりの台詞回しは流石の一言です。

 

残念ながらこれが主題歌の任侠映画は検索しても見当たりません。
曲を聞いて脳内で配役や物語を妄想するのもいいと思います。

仙台ガールズ2回目

今日はセンダイガールズプロレスリング(仙女)が
新潟県長岡市まで興行に来たので見に行ってきました。
女子プロレス観戦は今年になって2回目であります。
ちなみに仙女も人生トータルで2回目。
(https://baka-records.hatenablog.com/entry/2023/09/03/191744)

 

会場はアオーレ長岡という、長岡駅から徒歩5分の会場。
以前も書きましたが、僕は小学生の頃に長岡市に住んでおり、
その頃は「厚生会館」という建物がそこにはあったと思います。

 

試合開始は13時からですが、その前に選手のサイン会があります。
今回はフリー参戦の安納サオリ選手のサインをGETです。

 

試合はコミカルなものからハードなものまで多種多様で
面白かったです。
次は11月に新潟でビッグマッチ興行があるので、
また行きたいですね。

摩訶レコード:STARLESS(スターレス)

高嶋政宏さんの「STARLESS」です。

 

高嶋さんはロックファン、プログレファンとしては有名ですね。
僕は以前、クラブチッタ川崎にライブを観に行った際、
同じ入場待ちの行列の中にやたらお洒落で
シュッとした坊主頭の男性に気づき、
注意して見てみたら高嶋さんでした。
夕方4時から一般客の中に混じって並んでいて、感心しました。

 

イギリスのプログレッシヴバンド、キング・クリムゾン
名曲中の名曲のカバー。
僕もクリムゾンの曲の中で一番好きな曲です。

 

高嶋さんは「スターレス高嶋」という愛称がありますが、
これはこの曲をカバーした事で付いたのでしょう。

 

1993年のリリースで、「こわれるくらい抱きしめたい」
という曲のカップリング。

 

本家の「STARLESS」は長さ15分近い大作です。
3つのパートに分かれている、と言って良いと思います。

 

高嶋さんがカバーしたのはそのうちの最初のパートで、
歌を中心にしてる部分で、長さは3分ちょいです。
歌唱も思ったよりも上手。
歌詞が日本語でなく英語という所も、
高嶋さんがこの曲に思い入れが強い事が伺えますね。
そういう点でも、「お遊び」や「やっつけ」でない事が
よく判ります。

摩訶CM:ラジコ

なかなか興味深いというか、摩訶なCMを見つけたので紹介します。
テレビではなくてラジオCMです。
聴かれた方もいらっしゃるかも。

 

ラジオCMなのでゲリラ的に流れるのでなかなか聴けないのですが、
いままで3回くらい聴いてぶっ飛びました。
ラジコ(radiko)のCMです。
僕の拙い文章だと、なかなか摩訶さ具合が伝わらないでしょうが、
こんな具合です。

 

シチュエーションとしては、最近プロジェクトを成功させて
好調な若手社員と部長との会話。
その若手社員が突然『会社を辞めたい』と切り出します。

 

その若手社員、「間違えて」聞いた、芸人がやっているラジオが
やたら面白かったので、昔からの夢を諦めきれずに
会社を辞めて、芸人を目指す事を部長に宣言する、というもの。

 

この時点で、まず『ありえねー!』って。
芸人を目指す事は決して悪い事じゃないけど、
流石に安定した収入・環境・地位を全部捨ててまで、目指すか?って。
想像するに若手社員はたぶん大卒の25~6歳くらいの設定だと思うから、
年齢的にもどうかと思うし。
会社も一流の商社って感じの設定っぽいし。
「間違えて」聞いた放送に感化されるって・・・
せっかく大学まで出してやっただろうに。親は泣くぞ。

 

で、部長。
とんでもない低い声のイケボの、50歳前後のナイスミドルって具合。
少し前のジョージ・クルーニーあたりを想像します。
まともな感覚なら留保させると思うのですが、
『おいおい、待て』『ちょっと落ち着け、考え直せ』とも言わず、
二つ返事で了承。
『僕が芸人なんて、笑っちゃいますよね・・・』に対し、
『・・・芸人を目指すなら笑って貰えれば本望だろ?』だと。
物分かりよすぎ!

 

おまけに『そのラジオ、今度俺にも聞かせてくれよ。』
あはははは。

 

と、ここまで書いておいて、探したらYoutubeにありました!

www.youtube.com