摩訶レコードブログ

摩訶レコードbot(Twitter)のブログです。

摩訶レコード:Mami's Call In The Morning

先日のブログで、神田神保町の「タクト」さんにて
中古EPを購入した事を書きましたが、これです。
小森まなみさんの「Mami's Call In The Morning」。

 

以前、TBSラジオ伊集院光とらじおと」のアレコードの
コーナーでどなたかが紹介されていまして、
見つけて安価だったら欲しい、と思っていたのです。

 

小森さんの事は良く存じ上げていません。
ウイキペディアを見ると、日本の元ラジオパーソナリティ
元歌手、元声優、などと書かれており、
ルックスもアイドル的だったので、
現代の声優アイドル的な立ち位置の方だったのでしょうか。

 

レコードなのですが、1983年にリリースされ、
小森まなみ DAY&TALK』5枚組シリーズという5枚EPのうちの
A面「翼をつけてラブソング」のB面で、
歌ではなく台詞モノとなっています。
この5枚組シングル、A面が歌、B面が台詞、という形式で、
俗に”幻の5枚組シングル”と呼ばれているとの事。

 

台詞はドラマ設定で、一人暮らしの男性の元に朝電話が
かかってくるというスタート。
電話相手が朝からアニメ声でハイテンション、は
寝起きだと辛いものがあるよなー。

 

ねぇ、まみ今どこにいると思う?
そのままカーテン開けて
ほら、窓の下の電話ボックス

 

男性がカーテン開けて見てみると、女性が電話ボックスから
手を振っている姿が想像できますね。
あははは、このへんからちょっと怖いぞ。

 

BGMではギルバート・オサリバンの「Alone Again」を
どこぞの女性歌手が歌っています。何これ。

 

勝手に?男性の家に上がり込んだ女性。
来ちゃった、だと。

 

朝食か弁当でも作るつもりなのでしょうか。
ねぇ~、包丁どこぉ?

 

あははは、キ〇ガイに刃物。
背中を見せたらいけませんw

 

ねぇ~、今日何時に終わるの~?
まみ、どっかで待っててもいい?

 

何時間待つつもりなんでしょうね。
ストーカーだよ、これ。

 

男性も隙を見つけて逃げようとしているようで、

待って~、お弁当作るまで待っててよ。
もうちょっと2人でいたいの・・・

 

この「2人でいたいの」ってのも、考えようによっては
包丁で貴方を刺した後に私も、、、とも思える訳で。

 

行ってらっしゃい (CHU)。

「逝ってらっしゃい」にも聞こえるぞw


こんな感じで、聞き手の受け取り方によっては、
Mami's Call In The Morning じゃなく
Mami's Call In The Mourning に変わってしまうというね。


『こんなキチった作品、誰が考えたんだ?』と思ったら
プロデューサーはやはりというか秋元康氏。
レコードのジャケ裏にSpecial Thanksとあります。
流石です。

 

他の4枚もこんな感じなのでしょうかね。
ドラゴンボールのように集めて聞いてみたいです。

マッドマックス:フュリオサ

昨夜はレイトショーで「マッドマックス:フュリオサ」を観てきました。

 

字幕IMAXで観るつもりが、間違って日本語吹替え版のチケットを予約していた
というミス。
まぁ、いずれもう1回観に行くからいいんですけど。
おかげで『〇〇、吹替えしてたんだ』と最後のテロップで判って得です。

 

面白かったです。
胸が痛くなるような残酷なシーンもありましたが、
約2時間強をダレる事無く観る事ができました。

 

今回出てくる敵のディメンタスは、今までのマッドマックスシリーズには
無かったような敵で、僕としてはあーいうキャラは嫌いじゃないです。

 

続編があるか判りませんが、イモータン・ジョーの過去とかで
作れそうな気がします。

ムーン・サファリ

5月27日と28日の2日間、関東地方に遠征しました。
目的はスウェーデンのバンド、Moon Safari(ムーン・サファリ)のライブ。
このバンド、以前来日した際に空港で偶然「YOUは何しに日本へ」に捕まり、
テレビ出演を果たした事があり、探せばどこかに映像あるかと。
ライブの他にも回った所があったので、時系列で書いておきます。

 

●5月27日
まずは神田神保町の「タクト」さん。
前日に通販で中古EPを購入したのですが、どうせ東京に行くんだから
店舗で受け取ろう、という訳で行ってきました。
さらに新宿は「ディスクユニオン歌謡館」さんなどを回り、中古盤を物色。
頃合いを見計らって、1日目の会場の「川崎クラブチッタ」に移動。


スタンディングではなく座席指定で、僕の座席は2列目という良席。
これは実はチケット発売日の前日に新潟から東京の目白まで出向き、
当日朝5時半頃から販売店舗に並ぶという無謀な行動をしてゲットしたのです。
おかげで良く見えたのですが、そのぶん音響がイマイチと感じる点もあり、
『チッタでのこのタイプのバンドのライブでは、前方すぎるのも良くないかも』
と思った次第です。


終演後に小便をしてロビーに戻ったら、メンバーが出てきてて、
即席のミート&グリートみたいなものが起きていました。
このバンドは毎回この手のサービスをしてくれます。
本編でやらなかった曲をアカペラで披露してくれて、この日のライブは終了です。

 

●5月28日
ムビチケを持っていたので、先週も観た映画「家出レスラー」を
新宿ピカデリーで朝イチの回で再度鑑賞。
次に東京駅へ行って、29日に帰る時だと朝早すぎて買えないので
お土産のお菓子を購入。
一旦宿へ戻ったら、「古畑任三郎」の再放送をやっていたので見ました。
2日目の会場は、青山の「月見ル君想フ」という僕は初めての場所で、
近くに青山墓地があったり、いかにも高級なマンションもありました。
小さな会場で、何だかパブ的な雰囲気だなーという感想です。


この日のライブは観客100人限定で、
特典としてポスターやアナログLPが付いてくるという特別なもの。
演奏も1日目よりタイトで、音響も良く感じたし、選曲も良かったので
非常に満足です。
お楽しみ抽選会もあり、僕の座席の前後の方が当選するという。。。
これで2日間のライブは終了です。

 

翌日は朝イチの新幹線で新潟に戻り、そのまま仕事に向かいました。
仕事中は頭の中を曲が常に流れるという、ライブ後の習慣が起きています。

摩訶レコード:ハイウェイ・スター

現在BS-TBSの朝7時からというサラリーマン泣かせの時間に
ドラマ「赤い疑惑」が月~金で放送されており、
留守録しておいて仕事から帰ってから見ています。
僕としては、山口百恵さんを一気に全国区の大スターに押し上げた
昭和を代表する傑作ドラマだと思っています。

 

百恵さんの摩訶レコードは以前にもこのブログで紹介しました。

https://baka-records.hatenablog.com/entry/2019/10/16/213122

他に無いかなぁ?と探していた所、
百恵さんのコンサートを収めたLPレコード「第一回百恵ちゃんまつり」に、
ある曲が収録されている事をつい最近知りました。

イギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルの
代表曲のひとつである「ハイウェイ・スター」です。

 

 

『ええっ!百恵ちゃんがパープルのカバーやってたの!?』

 

70年代アイドルが洋楽のロックをコンサートでカバーする事は、
有名所では西城秀樹さん、これまたこのブログで以前紹介した
あいざき進也さんなどがおられますが、

https://baka-records.hatenablog.com/entry/2023/08/30/192051

百恵さんがまさかパープルをカバーしてたとは驚きです。

 

iTunesでこの曲だけ購入できました。
『どんな出来になっているんだろう?』
ワクワクして聴いてみた所

 

 

なんじゃあ こりゃぁ!!!

 

百恵さん、サッパリ歌っていません。
冒頭に少しの台詞を喋っているだけのもの。
バックでバンドがハイウェイ・スターを演奏しているだけ・・・

 

要するに、コンサートの中で寸劇のようなものがあり、
その中のバック・ミュージックがハイウェイ・スター、という事です。
はぁ、、、ひどいよ。
ん~、なんかモヤモヤが残るなぁ。

 

でも、他にもアニマルズの「朝日のあたる家」なんかもカバーしているし、
なぜか「花笠音頭」も歌っています。
まぁ、”まつり”だから何でもありって事で。

家出レスラー

映画「家出レスラー」を観てきました。

 

女子プロレス団体「スターダム」のアイコン(象徴)である
岩谷麻優選手。
その岩谷選手の自伝本「引きこもりでポンコツだった私が
女子プロレスのアイコンになるまで」を元にした映画です。

 

女子高校生時代を2年の引きこもりで過ごした主人公が、
僅か6000円ばかりを持って家出し、
スターダムに一期生として入団。
紆余曲折を経て女子プロレスのトップ選手に登りつめる、という話。

 

正直、あまり期待はしていなかったのですが、面白かったです。
不覚にも涙を浮かべた場面もあったし。

 

岩谷役の平井杏奈さん、岩谷さんに容姿も動きも良く似せていました。
スターダムには元女優だった方が何名かいるのですが、
その方々も映画に出ていて、なおかつ結構良い役を貰っていました。
あと、実際の選手達もエキストラみたいな形で出ていたし、
社長までもが出てしまっているという。

 

僕はスターダムという団体を知ってまだ2年くらいですが、
映画を通じて『こんな事件あったんだ』と知った事も今回ありました。


で、映画を観た翌日、実際のプロレスでまたまたスターダムを見ました。
場所は横浜武道館。
タッグマッチだったのですが、岩谷選手が他団体の選手に
ケチョンケチョンにボコられるという展開に驚き。

 

アングルとは思いたくないですが、これがアングルでもガチでも、
”自伝を元にした映画が公開され、人生でベスト3に入るであろう
最良の日の次の日に、顔が腫れるまでボコボコにされ負ける”
という人生って。
これを受け入れられるってすげぇ、と思ったのであります。

摩訶レコード:UFO江ノ電

5年前くらいにオクで見つけ、その時は落札できず、
また出品されるのを網を張って待っていたところ、
つい先日ようやく出品され、頑張ってなんとか落札できました。

音羽ゆりかご会による「UFO江ノ電」です。

シングルEPなのに33と1/3回転というのも珍しいかな。

 

UFOと江ノ電
組み合わせにミスマッチ感のある曲名にワクワクします。
『どんな曲なんだ?』
全く予想がつかない点がとても良いです。

 

ジャケは富士山を遠くに臨む江ノ島
A面の「新江ノ島音頭」を歌う川田正子さんと
B面の「UFO江ノ電」を歌う音羽ゆりかご会の写真。
まぁ、それはいいんだけれど、もうひとつの写真。
このおっさん、小池虎夫って何者?

 

謎はすぐに判って、両方の曲の作詞家でした。
でも、歌い手でもないのに、なぜお前が出るw
そこまで大物・有名でもないだろ。
まぁ、こういう点でも曲への期待が高まるのですが。

 

1978年リリースという事で、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」や
映画「未知との遭遇」・「スターウォーズ」などに代表される
当時の宇宙・UFOブームに乗っかり、
さらには江ノ電という割と身近な乗り物をUFOに見立てて、
江ノ島近辺に観光客を呼び込もう、とでも考えたのかな。

 

作詞:小池虎夫、作曲:村尾義晴、編曲:夏原明徯。

 

曲調はファンキーなポップスという印象。
列車(電車)が走っている感じも受けます。
演奏、特にパーカッション(コンガ?)がかっこいいなぁ。
生バンドで見てみたい。

 

音羽ゆりかご会の歌唱は無邪気で良いのですが、
やはり歌詞ですよねー。

 


江ノ島電車の 発着駅は
街を見おろす 高い駅
遠い富士山 小さく見えて
宇宙船から 見るようだ


藤田修という子供の声による台詞が途中に入るのですが、
デヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」への
オマージュか、とも思える台詞でグッときた。

 

”こちら江ノ電ジェミニー12号、藤沢基地どうぞ
応答願います”


宇宙旅行は ぼくら夢さ
きたきた電車の 宇宙船
ジェミニーとアジェナのドッキング
GO GO GO GO レツゴー
UFO UFO UFO UFO レツゴー


ジェミニーとアジェナ”とは何ぞや?と調べると、
1965年の宇宙空間でのドッキング実験で使われた、
ジェミニとアジェナ衛星、とありました。


月の世界へ ほら着陸だ
おりたこの駅 無人
野鳩の親子が お出向い

江ノ島電車とおじいさん
古いなかよし 同い年


このへんの歌詞からはちょっとしたペーソスを感じます。

 

歌詞は4番まであり、結構なげぇw


ニュースで見たのですが、GWの鎌倉はオーバーツーリズムで、
江ノ電の乗車待ち時間が2時間もかかるので、
鎌倉大仏まで歩いて行く事を勧めていたとか。
近々鎌倉に行くので、江ノ電に乗ってみたいのですが、乗れるかな?


久々にYoutubeにアップしてみました。

www.youtube.com

摩訶レコード:あなたに弱いの

らみ紫という方の「あなたに弱いの」。

 

ジャケ絵が非常に印象的で良いですね。
グッときてしまいます。
一瞬、魔夜峰央さんかと思いましたが、
花輪和一さんと言う漫画家で、「ちびまる子ちゃん」の
花輪君の苗字はこの方から取られたようです。

 

らみ紫さんの情報は検索できませんでした。

 

作詞:滝口暉子、作曲:郷田新、編曲:浜五郎。

 

1975年リリース。
紫さんはこのEPしかリリースしていないようです。

 

75年リリースですが、曲調は60年代っぽいかなぁ。

マイナーメロディでの冒頭と、ジャケ絵と曲名で、
恨み節みたいな歌なのかな?と予想したものの、
『コリャさっと、あ、キタ あ、ソレ』
歌が始まった途端、吹っ飛んでしまいました。

 

鼻にかかった癖がある”ねちっこい”歌い方ですが、
さほど妖艶とまでは感じないかなぁ。

 

『イヤン、バカ~ン』と、かの林家木久扇師匠ばりの
フレーズも飛び出します。
木久扇師匠の「いやんばかーん・・・」のリリースが1978年なので、
もしかすると、この曲をヒントにされたのかもしれません。