あいざき進也さんの「コート・オブ・ザ・クリムゾン・キング」。
曲自体は、イギリスのプログレッシヴ・ロック・バンドのキング・クリムゾンの
ファースト・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」のタイトル曲である、
抒情的で壮大な超名曲であります。
で、この超名曲をカバーしたのが、70年代中期に大人気だった男性アイドルの
あいざき進也さん。(ジャニーズ事務所の所属では無かったです)
進也さんは、僕の世代より5歳くらい上の方が思い入れがある世代かなぁ。
天地真理、麻丘めぐみ、南沙織、城みちる、あたりの世代でしょうか。
当時というか70年代中盤から後半には、なぜかK・クリムゾンをカバーする
事が流行っていたのか、西城秀樹、ザ・ピーナッツ、キャンディーズらが、
「エピタフ」という、これまた超名曲をライブでカバーしています。
1975年にリリースしたライブ・アルバム「JUMP ON STAGE」に収録されています。
つまりライブで披露していたのですね。
しかも無謀にも1曲目。
てか、カバー、しかも洋楽カバーで始まるライブ自体、おかしいでしょ!
2曲目以降も、グランド・ファンク・レイルロード、ヴァニラ・ファッジ、
スティービー・ワンダー、そしてユーライア・ヒープと続きます。
僕のような洋楽ロック好きは唸るような選曲ですが、
進也さんの曲を聞きにきたお客さんはどういう気持ちだったんだろう?
圧倒的に若い女性が多いでしょうから、『???』だったのでは?
演奏は原曲の後半をカットした以外は、ほぼ完全コピー。
日本語の訳は藤公之介さんという方がやっています。