松田聖子さんといえば、80年代にはトップアイドルとして
大活躍をし、現在でも第一線で活動している大歌手ですが、
80年代にその聖子さんのそっくりさんを3人集めて
レコード出してしまえ、というものがありました。
グループ名はそのものズバリで「聖子ちゃんず」。
曲名は「おもわせ気分のBaby face」です。
っていうか、まず
似てるか?これ?
チー、マミ、アヤの3人だそうですが、
ごめんなさい、誰が誰やら判りません。
一番左の彼女は『ギリ似てるかなぁ?』と思いますが、
他のお二人は正直、髪型(聖子ちゃんカット)だけで
顔は似ても似つかないと思うのです。
なんか、そこらへんを歩いてた聖子ちゃんカットの
女性を言葉巧みに連れて来た、って感じ。
(当時の女性は猫も杓子も聖子ちゃんカットでした)
『まぁ、ね、うん、でも歌声はさすがに似てるでしょ』
と自分に言い聞かせて、聴いてみましたが、
誰だよ、これ?
せめて声マネでもしろよ、って具合。
しかも、あまり上手ではありません。
3人いるんだから、高音中音低音でハーモニー分けしろよ、
とも思いますが、それすらありません。
ならば歌詞のほうに注目。
例えば松田聖子さんの曲の歌詞をフレーズを、そこかしこに
ちりばめてたりするのかなぁ?と思ったけど、
そういう事も無いです。
渋谷と原宿を初デートでなんたらかんたら、と、
まぁ正直、僕にとっては印象に残らない歌詞でした。
さて、こんな感じでデビューを飾った彼女達なのですが、
真偽のほどは判りませんが、レコード発売直後に
メンバーの一人が芸能活動そのものが嫌になっちゃたのか、脱退。
そのままグループは解散、という最後だったようで、
これは彼女らのデビュー曲でもあり、ラスト曲でもあるという
珍しいものなのです。
いや、メンバー補充しろよ!って。
1980年代は、こういった具合で
あまり深く考えずに『行っちゃえ!』って感じで企画され、
作られたものが多いと思います。
そして、逆にそれが面白かったりするのです。