今回取り上げるのは、日本を代表する美人女優・沢口靖子さんの「FOLLOW ME」。
1988年のリリース。
TBS系のドラマ「痛快!ロックンロール通り」の挿入歌。
沢口さんにとって5枚目のシングルレコードで、ラストシングルとなっています。
というか、無謀にも5枚も出していたんですね。
これ以上の深い傷を負わせないように配慮し、ここで止めた事務所は賢明。
ボクシングで喩えるなら、5ラウンドでタオル投入でTKO負け、って具合。
ジャケット写真から察して、イケイケのバブル感を醸し出していますね。
それまでの4枚のシングルとイメージを変えようと思ったのでしょうか?
なかなかの脚線美。
僕もこれに釣られて買ってしまったクチです。
作詞:川村真澄、作曲:小室哲哉、編曲:大村雅朗。
小室哲哉。
そう、世界の「TK」です。
曲調は当時の小室サウンドの王道的ポップスだと思います。
渡辺美里さんに提供した「My Revolution」的な。
当時の小室さんなら5分くらいで作れるんじゃね?といった感じもしますが。
謎なのは、なぜ沢口さんにこのようなタイプの曲を歌わせたのか?という事で、
一般的に音痴と言われてる人にとっては、このような曲調の歌って
一番難しいと思うのです。
タイアップでドラマの挿入歌で、なおかつドラマ内の沢口さんの役柄に合わせての
曲調なのでしょうが、なんとかならなかったのかなあ?
さて肝心の沢口さんの歌唱ですが、このレコードで聞く限りでは
僕はそんなにドイヒーとは思いませんでした。
恐らく小室さん含めスタッフさんが相当頑張ったのでしょう。
歌詞カードの横に、当時放送していた「ザ・ベストテン」への
リクエストハガキを勧める一文が書いてあります。
「ザ・ベストテン」には確か出演していなかったと記憶していますが、
Youtubeなどに上げられている他の生放送歌番組の映像を見る限りでは
出演しなくて正解だったと思うのです。