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摩訶レコード:ギヤを入れろよ

今回は、所謂「コサキンソング」として取り上げ尽くされている
三浦洋一さんの「ギヤを入れろよ」を敢えて取り上げます。

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なんで「ギア」じゃなくて「ギヤ」なんだろう?

 

三浦洋一さん(故人)。
僕としては、「池中玄太80キロ」と「あんちゃん」での
飄々とした演技が記憶に残っています。
確か「オレたちひょうきん族」の「ひょうきんベストテン」に
ゲスト出演された時、三浦さんの歌唱中に西川のりおさんらが
笑わせようとするのですが、ムスっとした表情で一切笑わずに、
最後まで歌い切っていた記憶がありますね。

 

1982年のリリースで、三浦さんのデビューシングル。

A面が「勲章」という曲で、「ギヤを入れろよ」はB面。
作詞も三浦さんご本人、作曲:古田義昭さん、編曲:平野融さん。


ギヤを入れろよ
Hey!! Rock'n Roller
空ぶかしが
ちょっとちょっとちょっと
ちょっとちょっとちょっと
ちょっときついんだよ


1982年は、ちょうどツッパリや暴走族の全盛期。
そいつらが好んで聞いていたのが矢沢永吉さんや横浜銀蝿に代表される
ロックンロール。
その線を狙ったのかな?
三浦さんのトレードマークはポマードで固めたリーゼント頭だったし。

 

軽快なロックンロールに三浦さんのダミ声かかった歌唱が乗っかるもの。
三浦さん本人はノリノリで頑張って歌っています、、、が。

 

これが「コサキンソング」って言われてる原因なのですが、
あくまでも僕的ですが、三浦さんのボーカルではない、と断言。
だって”ロックンロール”だもん。
これで十分です。
十分格好良く、十分にロックしています。

 

演奏、バックのバンド。
演奏が軽い。
迫力不足。

 

三浦さんの溢れ出る情熱、それを受け止めきれてない。
結果として三浦さんご本人が”空ぶかし”になってるっていう。
結果として「NHKのど自慢で、自己陶酔で歌って、鐘2つ」って感じに。

 

ちゃんとしたロックバンドに演奏を頼んでおけば、
もっと迫力ある仕上がりになっていたのではないでしょうか。残念。